第6話 夕食

今日は夕飯をご馳走になった。


とんかつ。


自分では作るのはめんどくさいので嬉しかった。


美味しい。


普段、無口なめぐみのお父さんが話しかけた。

「ノブシゲくん。久しぶりだな。

 めぐみと付き合って嬉しく思っている。

 けど、高校生だから、節度ある行動をお願いしたい。

 子供を作る事だけは、止めてくれ」

「はい。高校生として当然だと思います」

僕もうなずく。

「今回、君のご両親の事は残念に思っている。

 何かあれば、俺たちを両親と思って頼って欲しい。

 わが子のように思っていきたいと思うから」

「お父さん、ノブが寂しい時、たまにノブの家に泊まってもいいかなぁ?」

めぐみの甘えた声。

「構わないぞ。けど、子供を作る事だけはダメだぞ」

「はいはい。わかってるよ」

めぐみは嬉しそうだ。

「ありがとうございます。

 いろいろご迷惑をおかけしますが、今後ともよろしくお願いします」


お礼は言ったが、一方僕は困惑していた。

めぐみのお泊りのOKがでちゃった。

まだ、キスもしていないのに・・・。


家族+僕の団らんの時間が終わった。


その後、少しめぐみの部屋で勉強して帰った。


なんか心温まる感じでふわふわしていた。

家族って良いな。


絶対に子供は作らない。

めぐみのお父さんと約束をした事。

これだけは守ろうと。


信頼だけは失いたくない。


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この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。


真田信繁

高校2年生

趣味は本とアニメ。典型的な陰キャ

高校2年生の夏、事故で両親を亡くす

祖母以外に親族はいない

親の職業柄、お金の管理能力は超高校級

親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる

高校生ながら、家を買う

幼馴染の田中めぐみに告白してつきあい始めるが、奥手・・・

めぐみ父から『セックス禁止』の条件でお泊りを許可される

めぐみプロデュースのイメチェンでかっこよくなる


預金残高:11億1千万円(1,000万円未満は切り捨て)



田中めぐみ

高校2年生

信繁の幼馴染

勉強も学年でも1桁の優等生

運動神経は悪いが、学校の人気投票で1位で容姿でかわいい

陽キャでよく告白もされるという噂だが、彼氏はいなかった

信繁の事がずっと好きだったらしい

今回、めでたく彼カノの関係に・・・

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