第5話 めぐみの家

今日はめぐみの家に行く。


「おじゃまします」

「いらっしゃい。久しぶりね。ノブシゲ君」

「ご無沙汰しています」

「大きくなったね。

 見違えちゃうぐらい。

 かっこよくなって。

 さぁ、中に入って」

「ありがとうございます」

めぐみのお母さんがしゃべってる。


めぐみのお父さんはニコやかだが、無言だ。

昔からあんまり声を聞いた覚えがない。


めぐみの家は両親+めぐみの3人家族だ。

昔は、よく遊んだが、5年ぶりぐらいに行く。


両親とは別れてめぐみの部屋に行った。

小さい頃の部屋しか行った事はない。


何故、こんな良い匂いがする・・・

見た目は、ごくごく普通の部屋なのに・・・

めぐみの部屋というだけで、落ち着かない・・・


「どうしたの?」

「女の子の部屋に初めて来て、ドキドキしているんだ」

「昔、来た事あるでしょ」

「小さい時だけだからな」

「嫌な感じ?」

「全然。かわいくて良い部屋だと思うよ」


勉強を始めた。

めぐみは学年TOPクラスの実力者だ。

教え方もうまい。


なんとなく、わかった気がする。


急に、めぐみのお母さんが入ってきた。

「はい。おやつよ」


僕たちはびっくりした。

「お母さん!ノックくらいしてよー!」

「別に、キスでもしてたわけじゃないんでしょ?」

「キ、キス?・・・まぁ」

「それぐらいならしても良いと思うわよ」

嵐のように去って行った。


僕たちはまだ、キスもしていない。


ちょっと気まずかった。


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この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。


真田信繁

高校2年生

趣味は本とアニメ。典型的な陰キャ

高校2年生の夏、事故で両親を亡くす

祖母以外に親族はいない

親の職業柄、お金の管理能力は超高校級

親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる

高校生ながら、家を買う

幼馴染の田中めぐみに告白してつきあい始めるが、奥手・・・

めぐみプロデュースのイメチェンでかっこよくなる


預金残高:11億1千万円(1,000万円未満は切り捨て)



田中めぐみ

高校2年生

信繁の幼馴染

勉強も学年でも1桁の優等生

運動神経は悪いが、学校の人気投票で1位で容姿でかわいい

陽キャでよく告白もされるという噂だが、彼氏はいなかった

信繁の事がずっと好きだったらしい

今回、めでたく彼カノの関係に・・・

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