3,第三、四次世界大戦
それから戦争は頻繁に起きていた。アフリカなどではよく紛争が起きていたらしい
がそれがだんだん大事になった。アフリカの国が2つに分かれて戦争を始めた。
「アフリカ南北戦争」と言われる戦争だ。“大体”南北に分かれて戦った。7年間
戦って、最終的には北軍が勝ったそうだが、両軍死者の数がえげつない量だったと
いう。
また、アフリカ南北戦争が始まってから3年後、「中東大戦争」が勃発した。
この戦争は、中東諸国がただただ「生き残る」ために相手を滅ぼそうと戦った戦争
だ。石油問題や砂漠化などで莫大な予算を国は使った。だからどの国もどんどん
貧しくなるばかりだった。それから中東のいくつかの国は決意した。
「自国が生き残るためには他を滅ぼすしかない!」
それで色んな国が他国に入って暴れた。あの国が組めばこっちが組んで、こっちが
勝てば、その協力相手と戦って。自分が負ければ同じく負けた相手と組んで。
そして勝てばまたその協力国と戦って・・・。
「フワァァァァ」
あまりにも複雑に入り組んで戦うから、よく分かんなくなった。それでたった今、
あくびを一つした。失礼。
中東大戦争、そしてアフリカ南北戦争、さらにもう一つあったのだ。同じ時代の
中くらいの戦争が。その名は、「南孤島戦争」である。
南孤島戦争とは、オセアニアなどにある小さな島々の間で起こった戦争だ。
始めは、2つの国がもめていた。それくらいなら地域紛争くらいの規模だったが
徐々にヒートアップし始めた。それから、両国は他国に助けを求めたため、他の
島国がどんどん戦争した。規模はだんだん大きくなり、紛争から戦争となった。
そして、それが元で起きたのが第三次世界大戦。アメリカ、カナダ、イギリス、
フランス、ドイツ、ロシア、中国、韓国、オーストラリア、そして日本。これらの
当時の経済先進国はこの3つの戦争に介入。米軍と中軍に分かれた。米対中という
直接対決はなかったものの、支援する国はそのように分かれたのだ。戦いは、
中軍の勝利となった―—―。米軍の敗戦で中国はますます勢いを盛る。
それから約10年後——中国の支配は徐々に終わり始めた。その時の国家主席の
ミスで一部の領地を元米軍に盗られてしまうことが相次いだ。それが元で
起こったのが第四次世界大戦だ。第四次世界大戦でも米中に分かれた。今度は
普通の直接対決となり、様々な国が荒れた。全世界の国という国が戦場となった。
この日本も・・・。俺はまだ生まれていなかったが核兵器の海だったそうだ。
日本は第三、四次どちらも米軍として参加した。新型兵器開発は日本が先行して
いた。そのおかげで、日本の経済はどんどん良くなり、借金はほぼほぼ無くなった。
中軍側の国は負けると見ると、相次いで寝返り、中軍は敗北。それに無条件降伏
させるとどめとなったのは、日本の巨大放射線爆弾だった―――。
それに伴い、中国の支配が進んだ。なんと、中軍側のロシア、カザフスタン、
ジョージア、フィンランド、アフガニスタンなどが統合された。その名は昔と
同じく「ソビエト連邦」だった。国はほぼ一緒で違うのは、共産主義ではなく
民主主義だということ。しかし、民主主義の支配はもろくも終わった。ロシア側の
生き残りが盛り返し、共産主義に衣替えした。その政権掌握者は・・・
「今ヨシフ・スターリン」を名乗った「ヨセフ・レスターリン」だった。ソ連
周りの国をどんどん巻き込み、アメリカと肩を並べる超大国となっていた―—―
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます