第2話・・はじめての課外授業
4月10日(土曜日)
電北学園に入学してはじめての週末が来た。僕達の学園は週休2日は無い。
週末には課外授業が待っているのだ!バンドを組んでLIVEをしたり、演技勉強だったりとアイドルになるためには勉強が本当に休み無く続くのである。
僕とのどかはとりあえずバンド組んで活動する事にした。
課外授業には学年の縛りは無く、先輩達とも課外授業をする事になる。
そこで1つ上の先輩に知り合いがいたので僕はその先輩に声をかけた!
一人は「あきら先輩」でベースを引くのがとても上手く僕らのバンドにぴったりなのと中学も一緒で気心が知れているからだ。
あともう一人は「ゆうじ先輩」だゆうじ先輩はドラムが上手であの有名な「ビートルズ」の曲を叩くのが上手い!
僕はエレキギターを担当してボーカルは勿論のどかだ。これでバンド『エターナル』の誕生の瞬間だった。
バンドを組んだのは良いのだが!まずはどー言うバンドにするか?を決めるのに揉(も)めていた。
「ヤバイよ!海斗どーする。」
「あきら先輩やはりのどかの歌声活かすにはオリジナルですよ。」
「海斗、時間無いよ、オリジナルはまずいんじゃね?」
「うちなぁ!やはりオリジナルを歌いたい」
みんなの意見はオリジナル派とコピーバンド派に別れたのだった。
そこで僕が提案した?
今日1日でオリジナル曲を作る事を提案したのだ。
まずはゆうじ先輩とあきら先輩で曲作り、その横で僕が詞を書くようにした。
徐々(じょじょ)に出来上がる曲に僕は詞を書いて行った。
「φ(・ω・*)フムフム...こーしてあーして」
と順調に仕上がって行った
♪…♪♪…♪…‥♪♪‥…♪♪♪…🎸🎸
「NA KA MA」
作詞、海斗 作曲ゆうじ&あきら
歌、のどか
※NA KA MAと呼べる
人達沢山居るから
NA KA MAと呼べる
友だち沢山作ろう※
どうして君は
一人で居るの
学校が嫌いなのかい?
自分の殻にとじ込もって
いては何も始まらない。
沢山の事を若い時にしか
出来ない事もあるんだから
※~※繰り返し
どうして君は泣いて居るの?
仲間外れにされたのかい!
自分から心を開かなければ、
相手も開いてくれない。
信じて裏切られて、
こうして人は強くなって
行くんだから
※~※繰り返し
♪…‥♪♪♪‥…♪♪♪…‥♪♪♪‥…🎸🎸
僕達のオリジナル曲「NA KA MA」の出来上がりの瞬間だった。あと僕達の進む道もこれで決まった!オリジナル曲でLIVEをする事にしたのだ!
「じゃー、時間無いから練習するぞ」
「了解👌」
この日は何時間も練習した。
のどかも声が出る限り練習した。
やはりのどかは飲み込みが早く直ぐに自分の歌にした。
こうしてはじめての課外授業の日は暮れて行った。そして僕らは近くのファミレスで「エターナル」の結成式を行った。
「俺たち絶対デビューするぞ、乾杯」
あきら先輩の音頭でジュースで乾杯した。
「海斗、ここのグラタン旨いから食べろ」
「あきら先輩もう、これ以上食べれません」
「のどかちゃん食べないの?」
「ゆうじ先輩うちはもうお腹パンパンや」
こうして「エターナル」の結成式は終わった。次の日は日曜日だ。学園で唯一の休日でもある。休日は基本的に何をしても良いが僕らは4人集まってタイムカプセルを近くの公園の桜の樹の根元に埋めた。今度掘るのはデビューが決まったらと言う事になった。
・・・「はじめての課外授業」完
🔷🔷 🔷🔷
次回・・第3話「LIVE、LIVE、LIVE」
「エターナル」が本格的に始動。オリジナル曲を引っ提(さ)げてLIVE活動に挑む。
乞う御期待♥️
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます