「君と、僕と、夢と」

清ピン

第1話・・プロローグ


僕は成島海斗(なるしまかいと)15才

幼なじみの本山のどか(もとやまのどか)は天真爛漫(てんしんらんまん)でやりたい放題の彼女には振り回されている。

中学生の頃から僕は彼女が好きだが、告白できていないと言うか?出来ないのだ。

何故なら彼女は「ファザコン」でかなりの年上好きなのだ。

だからいつも恋の相談を受けている身なので告白できる訳がないし、しては行けない!

つまり「トホホ(´ω`)」である。


そんな僕達だが運良く同じ学園に入学できる様になった。


学園の名は「電北学園」のアイドル学部、彼女はアイドル志望である。


アイドルになることだけが今の彼女の夢であり僕の夢でもある。


僕は彼女の夢を叶える為にギターを学び彼女を支える為に同じ学園に入学する事に決めたのだ。これから僕達に何が起きるかは知るよしもない


    🔷        🔷


4月7日(水曜日)

電北学園に入学する日が来ました。

僕達は制服を身に纏い(まとい)学園に出かけた。


「うちなぁ!アイドルになるのが夢やねん」

「そんな事!知ってるよ僕は!」

「そんな事言わんと聞いてや」


そんなやり取りをしながら学園まで向かった。


    🔷       🔷


学園に着くとまず僕達の教室を案内されて、教育カリキュラムを聞かされた!


アイドル学部には、声楽をはじめとする音楽で生きていく為のスキルを3年間で学ぶのだが、音楽以外にも声優やお芝居も学ぶらしく芸能界で生きるスキルを教わる。


僕は当然のごとくギタリストになるつもりで学ぶが、1年の内はギターだけでなくベースやドラムにトランペットやホルン等の管楽器も教わりながらになる。


入学初日から覚える事のフルコースだ。


「お前達!良いか!たった3年しか無いんだ。気合い入れて行けよ。芸の道は厳しいぞ!」


「はい! 🙋🙋🙋」

生徒達の声が響いた!


電北学園には入学式とかは無く、登校初日からある程度の授業を受けるが今日は顔合わせの意味合いも兼ねて自己紹介の日になった。


まずは男子生徒からで出席番号順に始められ、僕の順番が回って来た。


「僕は、出席番号17番、成島海斗15才です。ギタリスト志望です。趣味は作詞、作曲をする事、一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします。」


と自己紹介をした。周りから拍手を貰い照れながら席に着いた。それからも自己紹介が続きついに、のどかの番になった。


「うちは、出席番号35番本山のどか15才です。アイドル志望です。絶対有名になるもん。よろしくね」


「可愛い(ノ≧▽≦)ノ」

「パチパチパチパチ」


なぜか?のどかの自己紹介は大成功した。本気(マジ)で可愛いのどかだからこーなるのはわかっていたことだが!やれやれである。まだまだ続く学園生活が思いやられると思う僕だった。


🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷🔷



2話「はじめての課外授業」に続く

のどかと海斗の学園生活が始まった。果たしてのどかはアイドルになれるのか?

海斗の想いはどーなる。

次号から本格開始乞う御期待❤️

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る