第3話

次の日の朝

隣のおばさんは顔が変わるぐらい

殴られたのか

片眼は開いていなかったのです。

夜通し隣の息子が何か叫び

ドスンドスンと音はしていましたから

一晩中殴られていたのかもしれません。

警察も通報した時に来て

注意をしただけですぐに帰ってしまったから

余計に暴れたのかもしれません。

隣のおばさんは

開いた方の眼で私をジッと見

あなたが通報したのかと聞いてきた

確信を持った言い方だったので

私は認め警察を呼んでと言っていたから

呼んだんですけどと言ったら

余計お世話だと云われた

私もまだ若かったので

遂言い返したのです

では2度と助けを呼ぶ声が聞こえても

通報はしないと

するとおばさんにすごい眼で睨まれ

私も睨み返したのです。



次の日から

異変は起き始めたのです。

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