私も雲江さんと同じです。ぞわっと鳥肌だちました。でもそれは、@fkt11さんが描かれた翔太くんがあまりに生き生きとしていたので、「この子、もしかして亡くなってるんじゃない?」なんて疑問を露ほども抱かせないほど物語のなかで「生きて」いたので、余計に心が波立ったのだと思います。
ぞわっとした後に続くのは、何ともいえない哀しさと切なさと……。母親への思いが少年の魂をそれほどまでに輝かせていたのだと思うと、創作されたお話とわかっていても、翔太くんに掌を合わせたくなりました。
F先生が当時、真実を知らずに小説にしたことが、もしかしたら彼の供養になっていたのかもしれません。物語のなかで少年はいつまでも力強く、生き生きと自転車を漕いでいる気がします。
作者からの返信
ありがとうございます。
作中作「ルート9」には、約8万字のフルバージョンのオリジナル小説があり、そこではもう少し死の匂いを思わせるエピソードも書いているのです。
また、作中作バージョンでは和馬と少年が別れた場面で終わりですが、オリジナルでは、その後和馬が宿泊した民宿で新聞を読み、事故のことを知るという展開になっています。
まじか…。という感じです。
熱中症で倒れていた時、一瞬、実ははねられていて(又は頭を打って)すでに亡くなっているのでは?と想像しましたが、すぐになーんてなwwと読み進めました。
だってメモがあるし…あっ今思えば顔の傷って事故の時の?
なんにせよこの短いストーリーで凄いもの読んでしまったなぁという感じです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ミステリーのカテゴリとしては、このエピソードは微妙かなと思っています。でも、みなさんが温かい目で読んでくださっているので、一話ぐらいはこういう設定でもいいかなと。