「一蓮托生! 憑きものバディの本棚企画」へのご参加をありがとうございます!
内なる声や主人公との関係を気にしながら、ここまで読み進めました。
描写がすごく丁寧で、ほえーっと感心いたしました。
それにしても、とんでもない国と王様ですな。クラスメイトもどこかおかしく、佐藤くんだけが常識人。なんかこう、詐欺師に惑わされているような感覚ですね。
異世界ものの魔物討伐ファンタジーかと思いきや、現実世界での和の妖怪要素もあるのですね。
この世界設定が一見ちぐはぐに見えるのですが、玉藻の存在がこの異世界でどう機能するのか腕の見せ所でありますね。
ここまでは、キャラが少し弱いかなあと思いつつ。一般大衆ならこれでもいいけど、ラノベを意識されているなら、キャラの魅力は前面に出したほうがいいのかなと思ってます。
佳彦くんが何をやりたい話なのかが、まだちょっと見えてこない。
ストーリー自体はきっと丁寧に伏線を張って、なにかをやろうかなーって気概は感じます。
この先には様々な仕掛けが用意されていることでしょう。
これからの展開が楽しみです。
作者からの返信
源様
この度はお読みくださり、丁寧にコメントしていただきありがとうございます。
そうですね。異世界ものと思わせて(実際異世界ものなのですが)和の要素もかなり含まれてもおります。ついでに言えば、転移ものでありながらも変化球で転生要素も入っているって感じですね。
……佳彦君のキャラが薄いというのはご指摘の通りですね(汗)どうしても物語の流れに流されて、と言った感じになってしまっております。
伏線と言いますか、物語のテーマは「秘匿された真実」みたいな感じです。よくある魔物討伐物にならないように気を付けつつ書いております。
更新はゆっくりですが、引き続きご愛顧いただければ幸いです。
胡喜媚。あまり詳しくなかったので調べてみたら中国の封神演技に出てくる妖怪なんですね。妲己の妹ポジションの。
それにしても九尾の狐は色んな名前があってロマンがありますよね。最近殺生石が割れたニュースを見かけた時も、ひとりの妖怪好きとして少し心が踊ってしまいました。
作者からの返信
斑猫です。
そうなんです。日本では九尾の狐単体で話が出てくる事が多いのですが、中国の封神演義では胡喜媚(九頭雉鶏精)・王貴人(王鳳来とも 玉石琵琶精)が義妹として存在するんですよね。同名の漫画関連以外では胡喜媚も王貴人もちょっと影が薄いのが残念な所ですが……
妲己と同一個体の九尾の狐は、日本の三國絵本妖婦伝のお陰で色々な名前がありますよね。なお、拙作では結構独自解釈も多分に含まれますので、そこだけご了承いただければ、という感じです。
しかも妲己って借体形成の術(他の身体を乗っ取る術)まで会得していたりするのです。死んだアカギツネの肉体に受肉したのもそのおかげですね。