記録: …Confidentiality:フルワ、苦しみのX日目2
どれほど寝ては起き、苦しみ、食べ、寝、起きを繰り返したかわからない。
その中で、唯一やれていたことは二つ。
好きなこと・もの、得てきたこと・もの、自分にとって本当に必要なこと・もの、やるべきことを頭の中でまとめたり分けて整理してひとつひとつをかたまりとして認識してマンダラのように見立て、配置し、イメージの型とし、念じるように思い続け、思い返し、思い巡らせてきたこと、起こったこと、体験したことを手帳に書きつけ、克明かはわからぬが記録し続けてきたこと。
自分を見る、徹底的に見ることもやってきた。
どこからだろう。
それらがあと押す力となり、徐々に苦しみを乗り越える助けとなっていたこと。
結局はそれらが最後の拠り所となって、どこまでも支えとなっていてくれたこと。
これは宗教ではない。
最中で手に入れた、生きる手段だ。方法だ。
思想というには柔らかく、あまりにも変わりやすい。
それでも、役に立つ。必要とできる。
実際にやってきたから言える。
だからこそ、あなたたちに手渡せる、残せるものだ。
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