食品ロスの世界の取り組み

今、世界中で廃棄されている食品ロスは全食品の3分の1になるそうです。

日本では年間1700万トンになり、そのなかでも、まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスは621万トンで、国民1人あたり、毎日お茶碗一杯をになります。そこに危機感を感じている国々もあります。そこでその取り組みを書いてみます。

アメリカは、持ち帰り用に「ドギーバック」を各お店が用意して、持って帰り後で食べる様にしているそうです。この取り組みは一度日本でも、やられていましたが、日本独自の気候「高温多湿」のせいで広まらなかったらしいですね。所詮は自己責任的な所もあり、日本では無理でした。


デンマークでは、訳ありスーパーがあり、賞味期限が近い物すべてを、そのスーパーに集められて半額で、売られているそうです。スーパーの運営はすべてボランティアでまかなわれています。


スペインでは、余った食品を、各地域ごとにシェアをしているそうです。まず、各地域に「連帯冷蔵庫」を作ってそこに、余った食品を集め皆が、利用出来るようにしています。


フランスでは、一番進んでいて、2016年にある法律が出来ます。その法律は、「食品廃棄禁止法」が出来ました。その法律は、大型スーパーマーケットに対する法律で、売れ残りや、賞味期限切れの食品に対して、廃棄する事を、禁止。フードバンクや、慈善事業団体、ボランティア団体への寄付する事を義務付ける法律です。その食品は、お金のない人に、無料で、配られています。廃棄した場合は、そのスーパーに対して1000万の罰金か、禁固刑2年以下に処せられます。


その他の国々でも、取り組みは行われているそうですけど、では何故日本ではされないのか。日本の問題点を書きますと3分1ルールがあります。

それは食品に対する品質維持する為の物で、製造から賞味期限に至るまでの品質を、3分割するルールであり、それ以降売れ残りは廃棄する。あと、賞味期限が近いのを売る為に「2割、半額」のシールがありますが、売れ残りを安く売れば売るほどコストがかかり、スーパーの経営を、圧迫するそうですね。

ただそれだけの理由で廃棄するならば、農家は出来た作物を、市場に売らず直接個人に売れば良いのかも知れない。私は農家なので腹が立ちますね。

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