第4話
買い物が終わり、お屋敷に戻ると、メイドのマリエスが
「お帰りなさいませ」
そう言って、出迎えてくれた。
改めて見てみると、このマリエスさん、一体いくつなんだろ?結構若く見えるから、10代って感じなのかな?赤色の髪が結構綺麗だし、かなりの美人さんに見えるけど、まあ……今の僕の母親のアリサ母も綺麗なんだよね?
アリサ母が、買った品物をマリエスに渡した。
「マリエス、今日は魚料理にしてちょうだい、エリスちゃんが食べたいと言っていたしね?」
「そうですか、かしこまりました、すぐに準備を致しますね」
そう言って、マリエスは、受け取った品物を持って、何処かへと移動した。
「じゃあ、私は部屋に戻るわ、エリスちゃんも疲れたなら、部屋で休むといいわよ」
そう言われたので、僕は
「あ、そうします」
アリサ母と別れて、エリスの部屋に戻る事にした。戻り方は覚えているので、何とか無事にエリスの部屋に辿り着く。辿り着いてから僕は早速、着ている服を脱いで、別の服に着替える事にした。クローゼットらしき物があったのでその中を見てみると、エリス用と思われる服が沢山詰まっていた。その中から、なるべくスカートじゃないのと、色的に男物っぽいのを選んで
見つけたので、着た服装は、青色のシャツにハーフズボンだった。鏡が部屋にあるので、それで姿を確認してみると、とても男の子には見えず、金髪の女の子に見える。それにしても……見た目は少女だよね?一体何歳なんだろう?背も小さいし、胸の発達してないから、少なくとも
小学校の低学年あたりな風に見えるかな?これで男の子って言われないと思う。
男だった僕が思うのは、えらく美少女になっちゃったんだ……と思ってしまった。そんな考えをしていると、コンコンとノックの音がして
「お嬢様、夕食の準備ができました」
マリエスの声がしたので、僕は
「はい、今、行きます」
そう言って、部屋から出て、マリエスと一緒に行く事にした。出された夕食は、魚料理で、結構美味しかった。あっという間に食べ終わり
マリエスが「お嬢様、お風呂が沸きましたので、ご入浴ください」と、言ってきた。
マリエスがそう言ってきて、ちょっとというか焦ってしまった。
「入らなきゃ駄目……?」
マリエスに言ってみると
「駄目です、あ、なら私も体を洗って差し上げますね?」
そう言ってきたので、僕は慌てて
「い、いいよ、じぶんで洗います!」
そう叫んでから、お風呂場に急ぐ事にした。
結局、全裸になり、体を洗ったんだけど、思いっきりの女の子の体でした。まあ、子供なので発育はしてないけど、もしかしたら巨乳にもなるのかな……と思って、そうなったら、どうしよう……とかちょっと、考えてしまった。まあ母親のアリサ母が美人なので、母親に似てるから、大人になったら、アリサ母みたいな感じにもなるのかも知れないかなあ?
数十分の入浴の後、マリエスが用意してくれた服に着替えて、エリスの部屋に戻り、とりあえずなんか疲れたから、寝る事にした。この体にもなれないとなあ……元の体に戻れないんだし……と思いながら、僕は、深い眠りについたのでした。
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