第216話 文章には必ず人となりが滲み出るものだと思う

 プロの作家さんの本を読んでいる時には、あまり意識はしていなかった。

 何故なら、プロの作家さんと交流を持つ機会なんて、滅多に無いから。

 それでも、メディアに出演されている姿を拝見して、お話をお聞きしたりすると、


 なんか、イメージ通りだなぁ。


 って思う事もしばしば。


 で、ですよ。


 ここ、カクヨムさんに登録してからは、少しずつだけれども、作家さんと交流(コメント欄での交流)を持つ機会も増えて来てね。

 わたしはまだ、お会いしたことのある作家さんはひとりもいないのだけど、なんとな~く、想像してしまうんだよね。

 それは決して変な興味本位ではなくて、自然とね。


 この方はきっと、こんな感じの方なんだろうなぁ。


 って。

 なんていうか、色々な作品を拝見したり、コメント欄を拝見したりするとね、ぼんやりとではあるけれども、想像ができる。

 文体が統一されていなくたって(作品によって文体を変える事なんて当たり前だし)、雰囲気が異なっていたって(これまた作品によって雰囲気変えることなんて当たり前だし)、どこかしらにその方『らしさ』のようなものが、垣間見える気がするんだよねー。

 特に、エッセイ的なものを書かれている方の場合は、とても想像がしやすい。

 ……そりゃ、当たり前か(笑)。


 お世話になっている期間が長い方だと、コメント欄を拝見して


 あれ?お酒飲んで、少し酔っぱらってるかな?

 今日はテンション高め/低めかな?


 なんて思ってみたり(笑)

 なんかちょっと面白いよね、そういうの。


 自分で文章を書くときなんかも、意識して書きぶりを変えてみようと思ったって、結局どこかしらには自分『らしさ』が残ってしまうんだ。

 これはこれでちょっと悔しい。負けた気がして(←なにに?!)


 でも、だからかな。

 始めましての作家さんの作品を拝読する時なんかは、すぐに


 あ、好き!


 って思う事もある反面、


 ……ちょっと合わないかも……


 って思う事もある。

 きっとね。

 実際にお会いしても、同じ印象なんじゃないかなぁ?って思う。

 もちろん!

 もしかしたら、全然違うのかもしれないけど!


 全く同じ事が自分にも言えるんだよね。

 当たり前だけど。

 こんなの(ひとりごと)も書いてるから、余計にバレやすいよねぇ、わたしの『ひととなり』(爆)

 まずいねぇ、まずいですよこれは。

 非常に近しい家族や相方や友人達よりも、これ(ひとりごと)を読んでくださってる人の方が、わたしの事を分かっているかもしれない、なんてことも有り得るかも?!


 ……それは無いか、さすがに(^^;)


 面白いことにね。

 年とっても、文章のクセというか、良いように言えば『らしさ』はそう変わらないらしくってね。

 若い頃……子供の頃(笑)に書いた文章とか、今読んでも、


 あぁ、これ間違いなくわたしが書いてるよね。


 って分かるんだよ。

 書いた時の記憶なんて無いものが多くても。


 面白いよねぇ……


 面白いといえば。

 大学の時に小学校6年のクラス会があってね。

 卒業以来初めて会ったある男子に


 「お前全然変わってねーな!」


 と言われたわたし。

 (おそらく彼には他意は全く無かったと思われる。そういう人だから)

 非常にフクザツでしたねぇ……小学校の時と全然変わってない20歳って、どうよ?!

 ま、そんな失礼(笑/失礼ではなく、ただの天然)男子。

 いまでも交流がある数少ない小学校時代の同級生の1人。

 全く不思議な縁だね♪

 おまけに、後から聞いたらなんと同じ大学に通っていたことが判明。

 学部も同じだったんだ、学科は違うけど。

 でも全然顔合わせなかったんだよねぇ、本当に一回も。

 ま。

 わたしに言わせれば、彼も全然、変わってないけどねっ!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る