第178話 結局のところは、思いやりのこころ

自分のことなんて、自分にしか分からない。

他の誰かの事なんて、その本人にしか分からない。

それは、当たり前のことだけど。


もし、自分がその人だったら?


という風に考えて行動することくらいは、できる。

もちろん、あくまでも「自分がその人だったら」という仮定だから、その人が本当は何を考えて何を望んでいるかは分からないけど。

それでも。


あー、最悪。


って思われるような状況になる確率を低くすることは、可能だと思うんだ。



最近、モノの見方が斜めってきたような気がしてならない(笑)。


【●●さんの為】と思わせておいて実は、自分の事しか考えてないんじゃね?


という状況に、よく出くわす気がして。

穿った見方をし過ぎなのかな、わたし。


自分が【とある困った状況】に身を置いた時に、掛けられる言葉、差し伸べられる手。

どちらもとても有り難いと思う。

思うけれども。

本当に、申し訳ないけど


いま、それじゃないんだよね・・・・


ということも、たまにあって。

じゃあなんで、その人は「いま」「それ」なんだろうか?って考えると


あ~・・・・なるほど。

あなたがそれを望んでいる(そうならないと困る)からなんだね?


って。

気づいちゃうとちょっと、残念になっちゃうんだよね・・・・

考えなきゃいいんだけどさ。

こんな時、ほんとイヤな奴、って思う、自分。

もっと素直に受け取ればいいのに~っ!!


ただね。

周りをよく見ていると、あからさまに


【●●さんの為】と思わせておいて実は、自分の事しか考えてない


ような人からは、人って離れていくんじゃないかなって思う。

表面上は波風立たないように穏やかに話しているようでも、それは表面上の話。

オトナ社会だからね。そこは。

その二人の間に本音が入る事は無いというか。


・・・・それに気づいちゃうとまた、人間関係面倒なんだよねぇ・・・・あぁぁ。


なんて、ぐだぐだ言っているけれども。

本当に人を思いやる事ができる人っていうのは、


【●●さんの為】


とかいう考えすら、無いんだよね、多分。

自然に行動に移せている。自然に言葉が出てくる。

優しい『思いやりのこころ』を持っていると思うんだ。


どうしたら身に付くんだろう?

どうして、身に付く人と身に付かない人がいるんだろう?

小さい頃、誰もが一度は


「相手の立場に立って考えてみましょう」


と言う事は、教えられているはずなのに。


かく言うわたしだって、四六時中「相手の立場に立って考える」事ができているかと言えば、そんなことは無く。

でも、大切な相手に何かあったら


大丈夫だろうか?

なにかできる事はないだろうか?

これをやっておけばあとがラクになるに違いない!やっておこう!


とか、自然に考える。

そこに、


【●●さんの為に】


という枕詞的な?思いは無いような気がするんだ。

強いて言うなら


【大切な●●さんを心配している自分の為に】


かなぁ?

ま。

【大切な人】限定だけどね(爆)


仕方ないよ。

仕方ない、仕方ない。

だってわたし。

それほど心広くないからさ。

でも。

せめて大切な人にだけでも、優しくありたいと、心から思うんだよ。


・・・・自分自身がテンパってる時なんかは、なかなかに難しいんだけどね(>_<)

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