第173話 本当の自分と向き合う時間
あるドキュメンタリーの番組でね。
X JAPAN のYOSHIKIの密着取材をしていたんだよ。
それたまたま見て、これを書きたくなった。
X JAPAN てもうかなり有名だけどね。
ほんと、つい最近まで、X JAPANのメンバーはみんな怖い人ばっかりだと思ってたんだ。
それが崩れたのは、某局の「格付け番組」にYOSHIKIが参戦した時かな。
なにこの人、こんなに可愛い人だったのっ?!
って。
印象が180度変わった。
お菓子ポリポリ食べてるし(笑)
控えめだし傲慢さの欠片も無いし。
言葉遣いもものすごく丁寧で、相手を傷つけるような事全く言わないし。
・・・・X JAPANがまだXだった頃のね、ファンの人たちがね。
わたしから見たら、ものすごく怖くて・・・・
なんか、ちょっとトラウマなくらい怖くて(+_+)
だから、てっきりバンドメンバーもみんな怖い人たちなんだって、思い込んでた。
ダメだねぇ、思い込みで人を判断したら。
さて。
そのドキュメンタリーでね。
YOSHIKIが言ってた言葉がとっても印象的で。
「自分は、自分をプロデュースしているから、どれが本当の自分かは自分でも正直分からない。だけど、音楽と向き合っている時は、本当の自分が出ていると思う」
みたいな内容の事を言ってたんだよね。
細かい言葉は覚えてないけど、内容はこんな感じ。
なんか。
わかるなぁ。
って。
思っちゃったんだよ。
いっちょまえに。
・・・・こんなこと言ったらYOSHIKIのファンの人にボコられるかな・・・・いやもう、本当に怖いのです、X JAPANのファンの人たちが。
偏見だというのは重々承知の上で、わたしの中でトラウマ的になっているくらいの怖さなので、もうこれは、いかんともしがたいのですよ・・・・お気を悪くされた方がいらしたら、申し訳ないですm(__)m
で。
人ってさ。
多かれ少なかれ、演じている部分はあるでしょ。
家族と過ごす時の自分。
恋人と過ごす時の自分。
親友と過ごす時の自分。
それほど仲良くない人と過ごす時の自分。
職場にいる時の自分。
趣味に打ち込んでいる時の自分。
ひとりきりの時の自分。
全部、1ミリも変わらないよ?
って人の方が、少ないと思うんだ。
少なくとも、わたしは恐らく違うと思うんだよね、それぞれ。
それは、意識的に変えている訳ではなくて、変わっちゃうんだよ。
変えざるを得ない場面もあるでしょ。
特に、仕事関係だとさ。
親に甘えるみたいに、恋人に甘えるみたいに、親友に甘えるみたいに、甘える事なんてできないし。
そうすると。
どれが本当の自分だろうか?
って考えた時に、YOSHIKIが言っていた言葉が、本当にストンと腹落ちするのよ。
わたしの場合は、音楽と向き合っている時ではなくて、創作している時、言葉と向き合っている時、になんだろうなぁって。まぁ、もちろんそれだけではないけれど。
創作って、さ。
自分の中から出すものでしょ。
そうすると、自分の中にあるものと向き合う事になるんだよね。
だからきっと、一番本当の自分になる時間だと思うんだ。
もう、ドロッドロの救いの無いような話を書いている時って(今はほとんど書かないけど)、やめりゃいいのに、ものすごくキツいんだよ。
だけど、書き終わった時の達成感って言ったら、半端無いものがある。
それはきっと、自分の中のドロドロと向き合った結果だからなのかなぁ、なんて。
うまい具合に、自分の話じゃありません、的にカムフラージュしているけど、どんな話だって、自分の中にあるものを繋ぎ合わせて作った話なんだよね、結局(笑)。
だからきっとね。
自分の作ったものを応援してもらえたり評価してもらえたりるすのが、ものすごく嬉しいんだろうなって、思う。
自分を応援してもらえて、評価してもらえている、ということと同義だから。
わたしにとっては。
面白いよね。
ここの存在を知っているリアルの繋がりの人は、本当にごく少数だから。
今のわたしの「本当の自分」を見られるリアルの繋がりのある人は、ごく少数ってことで。
だってさ。
間違っても職場の人にはここの存在は話したくない訳で。
家族にもちょっと、恥ずかしい訳で(〃ノωノ)。
心を許している友人だけに、伝えている訳で。
・・・・伝える機会が無く伝えていない友人もいる訳だけど。
でもな。
きっと。
いくら取り繕ってみたところで。
長い付き合いの友人とか。
人を見る力のある友人とかには。
本当のわたしなんて、バレバレなんだろうなぁ・・・・(笑)
・・・・たまに、自分でもわからなくなるんだけどね。
本当の自分って、どんな人間なんだろうって。
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