第156話 『不適応性白昼夢』というものがあるらしい

 ネットで出会った言葉。

『不適応性白昼夢』

 なんだか気になって、その記事を読んでみた。


 う~ん。

 ざっくり言うと、


 日がな一日妄想に耽っている(日常生活に悪影響を及ぼすほど)


 ということらしい。


 白昼夢って、なんだっけ?

 って調べると。

 まず、起きている状態。

 そして、目の前にある事と違う事を考えていて、その考えの中に没頭してしまって、目の前の事が見えていない状態。

 かな。


 そんなの。

 いくらでもあるよねぇ?

 って思う。

 特に、カクヨムさんでカク活動されている方は、ほぼほぼ、みなさんあるのでは?

 だって。

 目の前にある事と違う事を考えて没頭しないと、お話を書くことは難しいと思うし。

 ・・・・ん?

 わたしだけじゃ、ないよね?

 これ、普通だよね?

 そう言えば、あんまりちゃんと考えた事も、誰かと話し合った事も無かったけど。

 ま、いいや。


 で。

『白昼夢』の前に、『不適応性』が付いちゃうと、精神疾患に該当するらしい。

 ・・・・まだ、正式に精神疾患として認定された訳じゃなさそうだけどね。

 でもそのうち、認定されるだろう、って記事には書いてあった。


 不適応性って、どゆこと?

 って考えると。

 日常生活に適応できない、という意味なんだろうね。

 日常生活に適応できない、とは。


 寝食をも忘れる。

 人との繋がり=社会的な繋がりを絶ってしまう。


 かな。


 仕事も人間関係も社会的役割も全部放棄して、寝ている間以外はほぼほぼ、空想の中で過ごす。

 的な?


 だから。

 プロの作家さん、クリエイターさん達は、これには該当しない訳だ。

 だって。

 お仕事だから。

 人間関係も社会的役割も、放棄してないから。

 日常生活に適応しているから。


 ・・・・じゃあ、『不適応性白昼夢』って、どんな感じなんだろう?

 記事にはね。

 ある実在の人物の事が書かれていたのだけど。


【平のとある一日】

 に限定すれば。

 もう、まんまかなぁと(笑)

 その人が『不適応性白昼夢』とされているのは、平にとっての【とある一日】が、【毎日】なこと。


 ・・・・確かに、これ毎日だと、ちょっとマズいかも・・・・

 って思った。



 一方ではね。

『白昼夢』が『幸福感』に繋がる、という記事もあるんだよね。

『白昼夢』の頻度が多いほど、『幸福感』が高いって。

 そこには条件があって。

【自分の体験を批判的に考えない傾向にある人】

 だって。


 この際『カク活動』は除くとして(笑)、白昼夢(=空想)の中に没頭する時って、大きく2パターンに分かれると思う。


 ひとつは、現実があまりに辛過ぎて、空想の中に逃げ込むパターン。

 もうひとつは、ワクワクする楽しい事を思い描いて空想の中にどっぷり浸かるパターン。


『幸福感』が高いのは、圧倒的に後者だよねー。

 だいたい、【自分の体験を批判的に考えない傾向にある人】がさ、現実が辛くて空想の中に逃げ込む事なんて、そうそう無いだろうし。


 そうするとさ。


 ・ワクワクする楽しい事を思い描いて空想の中にどっぷり浸かり込み

 ・寝食を忘れて人間関係も社会的繋がりも断ち切るほどのめり込む


 人って。

 幸福な精神疾患、になる??

 う~ん・・・・


 ネットで紹介されていた人物のコメントとされるものは、確かに幸福そうだった。

 今では治療?の効果もあり、白昼夢にどっぷり浸かるのは、1日3時間まで、とか決めているらしいけど。


 それはさておき。


『幸福感』の低い(若しくは、ない)『白昼夢』にどっぷり嵌ってしまう『不適応性白昼夢』って、ものすごく辛そう。

 治療するなら、こちらが最優先な気が。

『幸福感』の無い『白昼夢』(=空想)というのが、あまり想像できないのだけど。

 一体、どんな想像なのかなぁ?

 ただただ、今目の前にある現実よりはマシな日常を想像するとか?

 自己体験の否定から、「あの時こうしていたら、今頃どうなったかな」っていう、ある意味パラレルワールド的な世界を想像するとか?


 今、ふと思ったのだけど。

 今のこの現実に納得していない人が多すぎるから、今【異世界転生】ブームなのかなぁ?

 それこそ、素敵に楽しい『白昼夢』の世界。


 ・・・・もしかして、今現在、人類皆『不適応性白昼夢』だったりして?!

 今生きて生活していると思い込んでいるこの日常も、もしかしたら、ただの『白昼夢』なのかも・・・・


 なんかいきなり、ホラーチック(笑)

 そしてこんな終わり方(爆)


 …おまけにまた、投稿を忘れていました…>⁠.⁠<

 やれやれ。

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