ひとりごと

第152話 『ガス欠』をものすごく実感した日

　平はロボットじゃないですよ。

　人間です。

　ちゃんとした人間です。

　と、胸を張って言えるほど、【ちゃんとした】人間ではないけれど。

　でも、生身の人間であることは、間違いない（笑）

　だけど。

　このあいだ、ものすごく、頭も体も疲れた日があってね。

　会社からの帰り道、ボヤボヤしながら歩きながら、自分の中が空っぽになっている感じがしたんだ。

　おかしな感覚だね。

　お腹がすいた、でもなくて、本当に、自分の中が空洞な感覚。

　これを人は『ガス欠』と呼ぶのではなかろうかと、実感したのでした。

　特に肉体労働をした記憶は無くて、ただ、今の職場が動線がものすごく悪いので、ひとつ間違うと、エラい歩くハメになるという。

　たったひとつの書類を取りに行くのにも、

　まず、書庫の鍵を取って。

　社員証（カード）を持って。

　欲しい書類のメモを持って。

　部屋から出て書庫に行く。

　のだけど。

　頭が疲れていたりすると

　あっ、鍵忘れたっ！

　あっ、書類のメモ忘れたっ！

　あっ････社員証忘れた････締め出されちゃった(T_T)

　なんてことに。

　だからって、これくらい大した距離ではないから、劇的に運動量が増えるわけではなく。

　どちらかといえば、心が参るかな(^_^;)

　アホじゃないの、わたし…って。

　そう。

　この時はね。

　頭がね。

　とっても疲れていたのですよ。

　解読するのに本当に骨が折れる法律（税務関連）や規則や手順書と睨めっこして、それをかみ砕いてマニュアルに落とし込んで、なるべく手作業は潰したいから必要なツールを考えて。

　って。

　これわたしの仕事かなぁ？

　って思う気持ちが、余計に頭を疲れさせてしまったのかもしれないけれど。

　おまけに、まったく理解はできないし、理解ができないからマニュアルもツールもできないしさ。時間ばっかり無駄に過ぎてしまって。

　お昼ご飯もモリモリ食べたはずなのに。

　帰りはもう、体中が空っぽな感覚。

　お腹が空いた、という感覚とはまた、異なる感覚なんだな。お腹も間違いなく空いていたんだろうけれども。

　ほとんど初めてと言っていいほどの感覚だった。

　じゃあ、この『ガス』っていったい何なんだろう？

　って。

　帰りの電車の中で考える訳ですよ。

　頭が疲れているから全然思い浮かばなくて、思い浮かばないうちに家に着いちゃって、考えは中断していたのですが。

　今、再開して考えてみるに。

『気力』

　なんじゃなかろうかと。

　じゃあ、その『気力』を充填するにはどうすればいいのだろうか？

　というと。

　食う・寝る・遊ぶ

　じゃないですかね。

　一時何かのＣＭで使われていた、有名なフレーズ。

　平の個人的な順番としては

　寝る・遊ぶ・食う

　な感じなのですけど（笑）

　でも、語感が良いのはやっぱり『食う・寝る・遊ぶ』ですね♪

　中でも『遊ぶ』というのが、肝だと思うのです。

　寝る　も　食う　も、みんな一緒だと思うけど。

『遊ぶ』は人によってそれぞれ。

　なんのための『遊ぶ』かっていうのだってそれこそ人それぞれで。

　ストレス発散のため、爽快感を感じるための運動だったり。

　心豊かに過ごすための音楽・映画鑑賞、読書だったり。

　自分を表現するための、創作活動だったり。

　だれかと同じ気持ちを共有するための、おしゃべりだったり。

　非日常感を味わうために、テーマパークを訪れることだったり。

　うん。色々。

　そうやって人って、『気力』＝『ガス』を補充して、次の活動に繋げていくのじゃないかな。

　なんて。

　思ってみたりして。

　最後にひとつ。

『気力』ってやっぱり重要で。

『ガス欠』の状態って、辛いなぁって思った。

　どんなに体が健康でも、『ガス欠』が続けば体にまで悪影響が出るのは当たり前だ。

『ガス欠』のままのロボットが錆び付いちゃって動かなくなるのとおんなじで。

　だからね。

　食う・寝る・遊ぶ

　って。

　すごく、大事だよ♪

　疎かにしちゃ、ダメだね！

　昨日もガス欠なりかかったけど、昨日は食べて寝る、を優先してみた(^_^;)

　寝る・遊ぶ・食う

　の順番が、本当はいいんだけど。やらなきゃいけないことがあると、やっぱり順番は

　『食う・寝る・遊ぶ』

　が最適なのかも。

　ということで。

　平は今日もちゃんと、『食う・寝る・遊ぶ』しようと思いまーす！(*´▽｀*)

　…ちゃんと、遊ぶ気力を残しておかねば…