第143話 人は誤解されて当たり前、らしい

 このタイトルは、完全な受け売り。

 わたしがもう長い事ファンをしている芸能人の某方が、芸能界の母と仰ぐ方から賜った言葉だとか。

 ・・・・芸能界の母?母でいいかな?父じゃないもんな?ま、いっか。


 実はわたし、こちらの芸能界の母・・・・母、でいいんだよなぁ?ご意見番とか、じゃないし。そういうの嫌がりそうだし・・・・まぁいっか。で、こちらの方にもかなりの尊敬の念を抱いていたりして。

 舞台は一度観に行く機会があって観に行ったのだけれども・・・・ほんと、素敵だったなぁ。


 で。

 わたしがもう長い事ファンをしている芸能人の・・・・ええいめんどくさい。

 Mさんです。はい。

 Mさんがね。芸能界の母であるところのAさんから、タイトルの言葉を賜ったのだって。

 テレビで言ってた。

 Mさんはまぁ、良くも悪くも誤解されそうな人だからな(大笑←えっ?!)

 かく言うわたしだって、Mさんの全てを知っている訳では、もちろんない。

 でもわたしは、下積みから一生懸命努力を重ねて今の地位を築き、今なおブレることなく全力で頑張っているMさんが好きだ。

 そうだな。

 何が一番好きって、ブレていないところ、かもしれないな。

 あと、声、ね(笑)。これ大事。


 おいといて。


 なんかねぇ・・・・

 そっかぁ。そうだよね。

 って。

 ものすごく納得して、ものすごくラクになったんだ。


『なんで分かって貰えないんだろう?』

『なんでそんな風にとられるんだろう?』


 ってさ。

 そりゃそうか、って。

 だって、他人の考えてることなんて、ましてやその人の性格の全てなんて、分からないもの。

 それがたとえ、ずっと一緒に暮らしてきた家族だったとしても。


 人って、その時に置かれた状況によってだって、気分が変わるでしょ。

 気分が変わったら、考え方だっていつもとは違うかもしれない。

 考え方は変わらなくたって、口調が変わってしまうこと(特に、悪い方に。キツい言い方とか)は良くあることで。

 でも、さ。

 そんなの。

 時に自分だって分からない、無意識の行動だってあるものを、周りの他人が正しく理解できるわけなんか、ないじゃない。

 そりゃあ、誤解も生まれて当然だよねぇ?


 おまけにさ。

 人って基本、自分の考えは正しいと思っている訳だよ。

 だって、正しいと思っていないことって、なかなか行動には移せない訳だし。言葉に出せない訳だし。

 自信が無かったとしても、それが正しいことだと、頭のどこかでは思っているはず。

 だから、他人から自分と違う意見を聞くと、自分の都合のいいように解釈しがちだと思うんだよね。

 そうすると、相手の意図は100%伝わったことにはならない訳だ。

 これも、すぐにではなくても、後々誤解を生む原因になっていると思う。


 仕方ないんだよ。

 自分と全く同じように育って全く同じ感情を抱いて全く同じ考え方を持っている他人なんて、1人もいないんだから。

 だから。

『人は誤解されて当たり前』、なんだろうなぁ。


 でも、だからこそ、面白いんだろうなぁとも思うんだよ。

 人との関わりって。

 そして、だからこそ、面白いと思うんだよ。

 言葉の使い方を考えることって。


『人は誤解されて当たり前』だし、それは言葉で綴った作品も同じ事で、『作品も読み手によって感じ方が違って当たり前』だからね。

 たとえばわたしがこれを書いた本当の意図が、読んでくださった方に100%正しく伝わる可能性は、もちろん100%ではない訳だ。

 でもわたしは、なるべく100%正しく伝わるように書いている。

 ・・・・うそ。

 書きたいように書いているだけ(笑)。

 だからね。

 色々な感想のコメントをいただけるとね。

 すごく嬉しいのと同時に、すごく面白いんだ。


 なるほどっ!


 って、新鮮な感覚をいただけることも、たくさんあるから。


 話しがまた盛大にズレたねぇ。

 だから、要は、さ。

 

 誰も僕/わたし/俺のことなんて理解してくれないっ!


 って悩む必要なんて、ないんだなぁってこと。

 完璧に理解されたら、そっちの方が怖いし。

 誤解されて当たり前、ってことは、理解されなくて当たり前、ってことでしょ。

 それを大前提に考えたら。


 ほんのわずかでも、自分を理解してくれている人の存在が、心の底から有難いと思えるよね・・・・

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