第108話 自己完結の恋はそんなに不毛な恋だろうか

確か、高校の時だったかな。

友達に、言われた事がある。


【『私は○○君が好き。でもいいの、○○君に振り向いて貰えなくても。見ているだけで幸せだから』なんて、他人が入る隙間が全く無いじゃん。不毛だよ】


確かに・・・・

って思ったんだ、その時は。

あ、ちなみに『私は・・・・』って言っているの、わたし(≧▽≦)

こんな乙女で可愛らしい時代もあったのね~ららら~♪


今も。

基本的に変わらないんだよなー。

性格なのかね?

自分からゴリゴリ押して行くってのは、まずできないし。

だからと言って、好きアピもできないし。

自分から告白したのは・・・・今までの人生で2回くらいかなぁ。

1勝1敗。

勝ち負けじゃあ、無いけどさ(笑)。


でもね。

それでもたっくさん、いい思い出はあるよ!

今になって思えば、片想いだって、それはそれは大事な想い出なんだ、私にとっては。

大好きだった男子が、修学旅行のバスの中で『素直にI’m sory』を歌ったと聞けば、


誰に向けて歌ったのかなぁ・・・・


なんて、ヤキモキしてみたり。

通りすがりにチラッと目が合えば、それがたとえ気のせいだったとしたって、その日1日ドキドキして幸せな気分になれたり。

楽しそうに友達とじゃれている姿を見かけては、これまた自分まで嬉しくなってしまったり。

歳の割には幼いかもしれないけど、ものすごく幸せな青春時代だったと思うんだ。

色々な感情を知ったし、その感情って、お話のネタにもなったりしていて(笑)。

だからね。

【不毛】

では、ないと思うんだよ。

ま、関係の進展を望む人にとっては、【不毛】でしか無いだろうけれども。


あーでも。

お話を読んでたり、自分で書いたりしている時は、この手の奥手(?)な登場人物に


あーもうイライラするっ!

そんなに好きならとっとと告白せいっ!


とは思う(笑)。

周りから見ると、私もそうだったのかなぁ。

でもさ。

できる人もいれば、できない人もいるんだよ。

きっとわたしは、「できない人」側だと思うんだ。

過去に2回してるじゃん!

って、自分でツッコんでみたりして。

それは、事情があったんだよ。


1回は、その時を逃したらもうきっと二度と会えなくなる人だったから。

もう1回は、その人が落ち込んでいるように見えたから(実際はそうでもなかったらしいけど)。


まぁでも。

この先は無いな、おそらく。

いいんだよ、自己完結の恋でも、わたしは十分楽しめるし幸せだから。

要は、本人次第だよね。

自己完結の恋を、不毛にするか活かすかなんて。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る