第115話 生まれた瞬間から死へのカウントダウンが始まる

 当然のことなんだけど。

 こう考えると怖い。

 偶に考えるのなら、ダラけた生活が少しはシャキッとするから、いいかも。

 だけど。

 いついかなる時もこう考えているとすると、逆に怖くて何もできなくなりそう。


 でも、本当に、誰もに平等に当てはまる事、なんだよ。

 どこの国のどんな人にも。

 ものすごく祝福されて生まれた子も、邪魔もののようにして仕方なく生まれた子も。

 カウントダウンの時間は、人によってマチマチだけどさ。

 人間だけじゃないしね。

 動物も植物も、命あるものはみんなそうだ。


 天災・人災。

 どちらも最近多すぎて、次の瞬間に何が起こってもおかしくない世の中だから、最近余計に考えるのかな。

 暢気に


 今度いつ会えるかな~♪


 なんて思っていると、急に グラグラッ と地震がきて恐れ戦いたり。


 もうすぐあの映画公開だな~、いつ観に行こうかな~♪


 って、CM観て思ったそばから、交通事故やら通り魔事件やら、某国の戦争のニュースが流れてきて、


 ・・・・公開日まで生きているかな、自分・・・・


 なんて思ったり。


 幸いな事に健康体で、特に何かにものすごく困っている訳ではない私は、なんとなーく、今のこの日常がずっと続くんだ、なんて思っている節があって。

 普段は考えないんだよ、死へのカウントダウンなんて。

 でもそれは着実に始まっていて、今も続いていて、死ぬまで続くんだ。

 なんか、怖いよね。


 そうか。


「生きられる残り時間のカウントダウン」って考えればいいのかな。

 言葉の響き的に、ちょっと前向きな感じ?(笑)


 度々議論になるのがね。


【目覚ましの設定時間の10分前に目が覚めた時にどう思うか】


 私:あと10分寝られる!

 A:なんだよ、あと10分しかない・・・・

 B:ええい、めんどくさいから起きてしまえ!


 ・・・・すごいよねぇ、見事に三者三様。

 Aはなんとなく分かるけど、Bの意見は私にはまったく理解ができない・・・・まだ10分もあるのに何故起きる?というか、【めんどくさいから起きる】とか、全く意味分からないんですけど(・・;)


 これとまぁ、似た様に考えればいいのかなぁ。

 ・・・・この場合、Bの意見は却下ね。

【ええい、めんどくさいから死んでしまえ!】

 という、恐ろしい事になるから(+_+)

 Aの意見と私の意見の間で、結構揺れ動いてしまうよね、きっと。

 残り時間が分からない分、余計に。

 でも。

 ここは私の意見寄りの考え方をすれば、よりハッピーに生きられるのではないかと!


 ・・・・睡眠時間と人生とを一緒の物差しで考えるのもどうかとは思うけど(笑)

 まぁ、いいんじゃないかな?

 寝ている間って、一瞬で過ぎるでしょ。感覚的に。

 きっと、ね。

 生きている時間も、一瞬なんだと思うんだよ。

 なんとなく、だけど。

 その時が来たら、そう感じるような気がするんだ。

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