第103話 満たされてしまうと、書けなくなる
因果なモノでねぇ。
リアルが公私ともに充実して満たされていて、何の不満も無い時って、創作意欲も無くなるんだ。
・・・・違うな。
創作意欲はあっても、ネタが全く思い浮かばない。
ゆえに、書けない。
まぁ、書かなかったところで、誰も何も困らないからいいのだけど。
昔からわたしにとって、読書は娯楽というよりは現実逃避としての役割が多かった気がする。
おそらく、創作も読書と同じ。
現実逃避の手段のひとつ。
てことは、だ。
逃避する必要の無い現実にいれば、読書も創作も不要ってことになる。
不要じゃないけどね。
読書は。
娯楽でもあるし。勉強にもなるし。
でも、リアルが公私ともに充実している時って、読書に割く時間もあまり無かったりするからさ。
なかなかね、手が出なかったり、出ても進まなかったり。
そんな訳だから。
創作なんてもっと、手が出ないし進まないし、おまけにネタも思い浮かばない。
どっちが、いいんだろうねぇ?
わたしは考えるのも書くのも大好きなのに、それができないとなると、それはそれで少しずつでも不満が溜まる。
でもその不満は、それほど大きなものにはならないんだよ。
リアルの充実で、打ち消されたりもするから。
10年くらいの間、何にも創作していない時期があったし。
・・・・小さなノートに、思いついた言葉を、書き留めていたくらいで。
今また何故創作に戻って来たのかなぁと考えると、一番の理由はやっぱり、感染症の拡大に伴う「ステイホーム」で、人と会えなくなったことだと思うんだ。
毎週のように会っていた人に会えなくなるのは、それは結構なストレスだし。
そのころ辺りから、職場にも色々と暗雲が立ち込め始めてきていたし。
ダブルパンチ、だったりしてさ。
現実逃避するには、もってこいのきっかけだったんだよね。
でもいきなり創作に戻った訳ではなくて、まずはゲームで現実逃避して。
(ちょうどいいタイミングで、FF7のリメイク版が出てくれちゃって。これって、プレイしろってことだよね?!って思って。綺麗に処分したはずのゲームがまた、戻ってきてしまったよ・・・・ハードまで一緒に買っちゃって。あ~あ、ゲームは卒業したハズだったのになぁ)
それが終わった時に、
さて、どうするか。
ってなったんだ。
ちょうど、読み続けていた本のシリーズも一気に2つ、終わってしまったりして。
お話をね。
書くことができるのは、楽しいし嬉しい。
でも、裏を返せば、リアルになんらかの不満があるということでもあり。
たまに。
自分は本当は、一番に何を求めているのかなぁ。
なんて、考えてしまったりする今日この頃。
結論なんて、全然出ないんだけどさ。
だって、本当はどちらも楽しみたいんだよ。
どちらも充実しているのが一番なんだよ。
これまた、難しいのだけど。
・・・・うまくいかないもんだよな・・・・
結構生きてきているのに、下手くそだなぁ、自分。
…みんなどうやって調整しているんだろう?
日々の感情。
難しいなぁ…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます