第81話 『プレッシャー』ってやっかいだよねぇ・・・・

わたしには、『プレッシャー』は克服できない。

多分、一生。

すぐ逃げちゃうし。

逃げないと、色々壊れるもん。

壊してまで克服しなくちゃいけない『プレッシャー』なんて、わたしには無いと思う。


ただ。

克服した訳ではないけど。

見知った顔であれば、大人数の前で話をする、という事は『プレッシャー』では無くなったように思う。


小さい頃から人前で何かをすることが本当に嫌いで。

習い事の発表会の前日には何度か発熱したし。

大勢の前で発言した時には、面白いくらいに足も声も震えてたし(おまけに記憶も飛んでる)。

会社でも。

課内のミーティングで発言する時でさえ、順番が来るまで心臓がバックバクで。


でも。

今なら、課内ミーティングの発表くらいなら、普通に発言できるようになった。

馴れ、もあるのかなぁ?

馴れるほど、発言もしてないけど。

一番の理由として考えられるのは。


どうでもよくなった。


ってことかな。


発言でカミカミになろうが、間違ったこと言ってしまおうが、もう誰にどう思われたっていいや、って思うようになったことが、大きな要因な気がする。

前はさ。

カミカミになったら恥ずかしいとか。

こんなこと言って、変に思われたらどうしようとか。

考えてたんだよ。

自意識過剰かっ!

発言がカミカミになったからって、誰もイチイチ憶えてないし、ちょっと変わった事言ったからって、へ~そうなんだ?って思うくらいじゃないか。

仮に、変に思われたからって、それがどうなる訳でもないしさ。

だったらそこまで緊張することあるか?

ってね。

考え方が変わったような気がするんだ。


世間的な流れなのか。

それとも、会社独自の方針なのか。

『発言の機会を社員全員に与えよう!』

キャンペーン?みたいなものがある。

やたらめったら、順番性にして、色んなミーティングで発言させられるんだよねぇ。

意味あるのかな、あれ。

そんなの、言いたい事がある人が発言すればいいじゃない?

その、発言しやすい空気を作るのが、上の人の仕事でもあるんじゃないんですか~?

って。

思ってしまうんだよねぇ。

今は別に、言いたいことがあれば普通に発言するし、言いたい事もまだまとまってないのに発言を求められれば

「今は特にありません」

とかって発言する訳だけど(笑)

これもある意味、プレッシャーだよね。

指されたらどうしよう?

って。

なんだろう、プレッシャーに強い社員を育てようとしているのかな。

余計なお世話なんだけど。

そんなプレッシャーなんかより、我ら事務員には毎日戦っているプレッシャーがあるのだよ。

『期日』『締め切り』

っていうプレッシャーが。


余計なプレッシャーなんか、増やすんじゃない!

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