第82話 『例の3大武将』のどれに近いかと言えば、考えるまでも無く 

『例の3大武将』とは。

信長・秀吉・家康。

ホトトギスの例で有名な人達。

仲間内では大抵1度は、『どれに近い?』なんて、話が出るんじゃなかろうか?

わたしも、何回もこんな話をしたけど。

ただの1度もブレることなく、わたしは、信長。


この3人の内で誰が一番好きか?

なんて話も、多くの人が1度はしたことがあるんじゃないかなぁ?なんて思う。

わたしも、何回も、そんな話をした。

そしてやはり、ただの1度もブレることなく、わたしは、信長。


信長:鳴かぬなら殺してしまえホトトギス

秀吉:鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギ

家康:鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギス


わたしはものすごく短気なのでね。

だから、信長派なんだって、ずっと思ってたんだけど。

最近、考えが少し変わった。

・・・・短気は変わらんが。


信長と他2人には、決定的な違いがあるんじゃないかと。

信長は、このホトトギスがこの先鳴く事があるかもしれない、なんて1ミリも思っていないということ。

他2人は、鳴く前提で考えている。

つまり。

ホトトギスは鳴くと、信じている。

信長は、信じていない。

これが、決定的に違うんじゃないかと。


ちょっと話はズレるけど。

大学の時の相方に、言われた言葉が今でも引っかかっている。


『もっと周りを信用しろよ』


この人はなんでこんな事言うんだろうと、ずっと不思議だった。

わたしは周りの人達(友達)を信用していると思っていたから。

でも、もしかしたら違ったのかなぁ。

言葉にはしないし態度にも出さないけど


(もしかして○○さんて無理して買い物に付き合ってくれてたりして?)


とか、考える事はあったから。

相方はそれに、気付いていたのかもしれない。

・・・・どこで気付いたのか、これまた謎なんだけど。なんか怖い。


信長と秀吉と家康の生きた時代は、裏切りなんてまぁしょっちゅうあっただろうし、それなりに『疑う心』も必要だった思う。

だけど。

秀吉と家康の世になったのは、『疑う心』よりも『信じる心』の方が強かったからなのかもしれないなぁ、なんて、最近は思うんだ。

信長の敗因も、そこにあるんじゃないかと。


でもさ。

ほんとうの意味で、『無条件で全面的に信じる』って、なかなか大変なことだなって思うんだ。

・・・・とか思うあたり、やっぱりわたしは、信長派なのかなぁ・・・・

さすがに、鳴かないからと言って、ホトトギスを殺したりはしないけど、ね。

ただ。

通常動作を行わなくなった家電は、迷うことなく修理に出さずにさっさと買い替える。

今すぐ使いたいし、かと言って自分で修理できるようなスキルも持ってないし、修理に出して返って来るのを待っているほど気長じゃないから。

秀吉だったら、【直してみよう】になるんだろうな。

家康だったら、【直るまでまとう】に、なるんだろうな・・・・

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