第42話 過去と未来、どちらかに一度だけ行けるなら?
絶対に、過去。
未来には、行きたくない。
知ってしまったら、つまらないし。
もしそれが、良くない未来だったら、生きて行くのがきっと嫌になるから。
だって、どうする?
2年後の未来に、自分がいなかったら。
10年後の未来に、人類が滅亡してたら。
そんな怖い事、私は知りたくない。
未来は、分からないからこそ、生きてそれを知るのが面白い。
未来の競馬の勝敗を覚えておいて、戻って万馬券当ててやる!
とか。
そんな事もできるのかもしれないけどねぇ。
・・・・それ、楽しいかなぁ?ギャンブルとして。
当たるか当たらないか分からないドキドキ感が、ギャンブルの醍醐味だと思うんだよね。
出来レースみたいな馬券買ったって、つまらないんじゃないかなぁ?
お金は手に入るだろうけど。
私は競馬はやならいけど、パチンコはごく稀に行くこともあって。
自分で台を選んで当たるとさ、やっぱり嬉しいんだよね。
・・・・でも基本、それほど好きではないらしくて。やたらとうるさくて、耳が痛くなるし。
だから、大当たり連発とかなると、ちょっとうんざりして疲れてきちゃって、一緒に行ってる人に代わって貰ったりする。
負けなきゃ、それでいいんだ。
あぶく銭なんてどうせ、すぐに消えて無くなっちゃうんだから。
何の話だ、いったい。
そう。
だから私は、未来よりも過去に行きたい。
過去は、さ。
残ってない文献とか、あるでしょ。
文献だって、書いてるの人だから、少なからず主観も入るだろうし、だからそこに書かれている事が全て事実かどうかも分からないしさ。
だから、もし1度だけ過去に行けるんだったら、本当の史実を見てみたいかな、と思って。
もし行けるとしたって、歴史を変えるのはタブーだろうから、こっそり見るだけなんだろうけどね。
どこの時代がいいかな。
やっぱ、戦国かな。日本なら。
卑弥呼の時代も、面白そうだけど。
本当は、外国も見てみたいんだけどね。
クレオパトラの時代とか、フランス革命の時代とか。
古代ローマ帝国も、いいねぇ!
でも、行ったって、言葉分からんだろうしな(^^;)
もしもね。
こっそり見るだけじゃなくて。
1つだけ、行動することが許されるなら。
やりたいことが1つだけ、ある。
さよならする前のチビを、ギュッてしたい。
できなかったんだよ。だって、まさかさよならすることになるなんて、思ってなかったから。
ギュッってして、ちゃんと、さよならしたい。
それだけ、かな。
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