第18話 俯瞰での自己評価は難しい

会社の人事考課システムが変わった。

元々面倒だったけど、さらに面倒なことになった。

転職前の会社は、まぁ、年齢層が高かったから、かもしれないけれど、


「評価ってのは、自分でするもんじゃない。周りがすることだ」


って、言ってた。

私も、その通りだと思ってた。

それが、転職後に180度ひっくり返るとは、思いもしなかった。


うちの会社は、まず、自己評価。

面談を経て、上司の二次評価。

その後、人事による、最終評価。


となっている。

上司ったってねぇ。

よその会社から出向してきている畑違いの部署にいた方で、それも、5人6人の部署ならいざ知らず、学校の1クラス分くらいの人数がいる部署の上司だからなぁ。

だから基本は、自己評価、らしい。


難しいよ?自己評価って。

【●●が出来ていて、周りの人の手本となっている】

の設問に、YESとか、答えられる?!

なにこれ、私周りの人に、

「ねぇ私、あなたたちの手本になってる?」

って、聞いて回らなくちゃいけない訳?

いや、そんなことしないけど、もちろん。

よって。

【●●は心がけているが、周りの手本となっているかについては分からない】

という回答にしたんだけどね。

出来ているかどうかだって、具体的に【●●というモノを作成した】っていうね、そういうのがあれば「出来た」って言えるけど。

【●●】が行動内容だったりすると、もうお手上げだよ。

心がけてはいるけど、出来てるかどうかは、やっぱり周りが判断するものじゃないのかなぁ?


俯瞰で自分を観察して、ちゃんと自分自身を把握しなさい。

という、会社の方針なのかもしれないけどさ。

私、無理。

俯瞰、できない。難しすぎる。

俯瞰で自分を観察できる余裕がある人間なら、毎日こんなにワタワタしないって。

まぁ、ね。

組織の体勢上、そうせざるを得ないんだろうなぁ、とは思うんだけどさ。

たまに、無責任だなぁ、なんて思ってしまうよ。

「会社じゃ見きれないから、自分で評価して」

って、丸投げされている気分。


大きい会社って、もちろん、いいところはたくさんある。

(私が所属している会社はそんなに大きくないけど、グループで考えるとね)

有給とか、たくさん貰えたり(毎年使い切れずに捨ててる現状を考えると、有給くれるより給料上げてくれ、と言いたい)。

でも私はやっぱり、性格的に、大きい会社には合わない人間なんだなぁと、つくづく思う。

間違ったなぁ、入る会社。

あっちに入っておけばなぁ・・・・なんて考える事もあるけど。

そんなこと考えたって仕方ないんだよな。

今は、仕事があるだけ、良しとする。うん。


仕事じゃないところでの、自己評価は、どうだろうか。

う~ん、これまた難しい。

例えば、ここ。カクヨムさん。

自分では「頑張った!」って思ったものよりも、ヘラヘラって書いたものの方が評価をいただけたりして。

不思議だなぁって、思う。

私の書きたいと思うものが、読んで下さる方々のニーズに合っていない、ということなんだろうなぁ。

そういう事なんだよね。

需要と供給を見極めろ、ってことになるのかな、仕事で言うと。

・・・・いやいや、無理だって。そんな余裕無いんだってば!

だから、自己評価って、やっぱり難しいんだよねぇ・・・・

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