第15話 自分の中に無いものは出せないのです

色々ね。

書いてるけど。

結局全部、自分の中にあるもの。が、ベース。

自分の中に無いものなんて、書けないですよ。

自分の中に有るものでさえ、思うように書けない時の方が多いのに。

自分の頭の中を『カポッ』と開けて、そのまま文字に落としたい、と思う事の方が多いのに。


女性視点とか。

男性視点とか。

第三者視点とか。

色々ね、書いてるけど。

全部、自分。全部、私。

誰の中にも、何人かいるんじゃないかと、私は思ってる。

だってほら、良く言うでしょ。


「俺の中の天使と悪魔が戦ってるんだよ!」


って。

いるじゃん。

天使 と 悪魔 が。

少なくとも、2人、いるじゃん。

自分を合わせると、3人、いるでしょ。


頭の中で色々考える時って。

ずーっと、頭の中で1人で喋ってるわけじゃない。

時々、他の誰かが突っ込みいれたり、違う意見を述べたり。

結構賑やか。

・・・・えーと。おかしいですかね?

おかしくないと、思うのですよ?

みんな、気付かないだけで、きっと同じだと思うのです。


私の場合は・・・・

小さい頃、男の子になりたかった。

周りの男の子には許されてるのに、私がすると何故か怒られる事が多かった。


「女の子なんだから、そんなことしちゃダメ!」


・・・・好きで女の子に生まれたんじゃないやいっ!


という思いが強くなってしまったんだろうね。

多分そこで、男の子が私の中に生まれた。

私の中の男の子は、私の頭の中で自由に動き回った。

私の頭の中だもの、誰にも怒られないからね。

でも。

中学の時だったかなぁ。高校の時だったかなぁ。

私はね、【持久走】というものが、それはそれは、大嫌いなのです。

喘息持ちだから、というのもあるけど。

少しも楽しくないし。

短距離は好きなので、

1000m走るなら、100mを10本走った方がいい!

と思うくらい、【持久走】が大嫌いなのです。

その、【持久走】という名の、マラソン大会。

女子は、3km。男子は、5km。

それを知った時。


あ~、私、女でいいや。良かった、女で。


と、思った訳です(笑)。なんて単純な。

だからかな。

私の中の男の子は、中学高校くらいで、成長が止まっている感じがする。

結局、喘息を理由に、1回も大会には参加しませんでしたけどねー(≧▽≦)

体育の時は、何回か、走らされましたけど。



人生、生きていれば、色々あるじゃないですか。

結構な理不尽な事だって、辛い事だって。

そんな時にね。

きっと、色々なキャラが自分の中に生まれるんじゃないかと。

そんな気がしているんですよ。

多かれ少なかれ、みんな、そうなんじゃないのかな?

そのキャラ達の存在と。

今までに吸収した知識とか。

培ってきた経験とか。

抱いた感情とか。

そういうものがあるからこそ、色々なものが生み出されるのじゃないのかなぁと。

そんなことを、思うのです。


私は東野圭吾さんの作品が大好きなのですが。

初めて東野圭吾さんの作品を読んだとき。


なんでこの人、こんなに女性の心理が分かるのっ?!


と、本当に驚きました。今でも、驚いてしまいます。

きっと、東野圭吾さんの中に、女性のキャラが存在しているのだと思います。

・・・・私の勝手な、憶測にすぎませんけど、ね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る