第12話 敬称・敬語の変え時は非常に悩ましい

初めましての方には、年の上下とか関係なく、敬称は【様】。口語だと、【さん】。

言葉は、敬語または丁寧語。

親しくなるにつれて、敬称は

【様⇒さん⇒ちゃん または くん または 呼び捨て または あだ名】

な感じで変わってく。

言葉も、

【敬語⇒丁寧語⇒タメ語】

な感じで変わってく。


これは、仕事でも、プライベートでも、多分同じような感じ。


でも。

タイミングって、難しい。

『親しくなった』って感じるのは、人それぞれだし。

いくら親しくなっても、『親しき仲にも礼儀あり』をカッチリ守る人もいるし。


私自身は、あまり拘る方じゃない。


敬称、ね。

昔々に、ボランティアをしていた頃。

高校生の私にとても懐いてくれた小学校低学年の子が、私を名字呼び捨てで呼んでいた。

私の苗字(本名の)は、呼び捨てにしたところで全然堅苦しくないから、違和感無かったんだろうね、きっと。

【タカハシ】さんとかだと、【タカハシ】って呼び捨てにしたら、ちょっと堅くなるけど、私のはな。そんなんじゃないから。

・・・・そう考えると、私の苗字は得な名字なのかも?

私もその子が可愛かったから、全然気にしなかったし。


ペンネームの【平】も。

【たいらん】て、最後に【ん】を付けて呼んでくれている人がいて。

ほぼほぼ呼び捨てだけど(笑)、これはこれでなんか、親しみがあって、気に入って。

一時、ペンネームとして使ってたこともあったりして( *´艸`)


敬語も、ね。

新人さんでも後輩でも、仕事の場を離れた場所では、親しくなったらタメ語で構わないし。むしろその方が気が楽。仕事の場だって、過剰な敬語は、かえって恐縮してしまう。

自分がそんな感じだからか。

敬う側としても、個人的に『親しくなれたな~』って感じたら、プライベートではある程度、敬語は和らげてしまっていたりする。タメ語交じりになったりもするし。

仕事の場面では、割と硬めの敬語に戻したりもするけど、それは、仕事だから。

なんかさ。

せっかく親しくしていただいてるのに、こちらがいつまでも仰々しい敬語を使っていると、かえって失礼な感じがして。せっかく近づいてくださっているのに、逆にこちらから突き放しているような感じがして。


なんつって。

たまに、仕事中に、年上の先輩にフツーに

「なんでそんなの引き受けちゃったんですかっ!ダメじゃんっ!もうっ!」

とか、平気で言っちゃったり。


同じ会社の社員だけど、所属部署が違う人で、飲み会の場で初めてちゃんとお話した、大先輩(課長さん)に、酔っていたとは言え、一方的に親近感を持ってしまって、いきなりタメ語で喋っちゃったり。


…いくら親しくても度が過ぎていやしないか?!とも思うけど。

二人とも、今でも親しくしてくれてるから、大丈夫なはず(^^;


本当にね。

タイミングって、今でもよく分からない。

よく分からないながら、なんとなく、探っている感じ。

こちらが、「今!」って思っても、相手は「はぁっ?なんなの?」って思うかもしれないし。

む~・・・・

やっぱり日本語って、難しいやね。

日本語、というよりも、人間関係なのかな?難しいのは。

距離感て、やっぱり、人それぞれだし。

でも私はやっぱり、堅苦しいよりは、フランクな方が好き、だな。

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