第11話 理解者がいるということの素晴らしさと有り難さ

そんなに大袈裟な話じゃないけど、なんだか大袈裟なタイトルだな。

なんか全部長いし。長いタイトル縛りじゃないんだけど。

まぁいいや。

面白いから続けてみよう。長いタイトル(笑)


さて。


理解者を2人失った。

・・・・別に亡くなった訳でもないし、ケンカ別れした訳でもない。


1人は、美容院のお兄さん。(出会った当時、ね)

1人は、整体院のお兄さん。(これまた、出会った当時、ね)

2人とも抜群の技術と知識を持ちながら、諸事情により転職してしまわれた。

はぁ、残念。

でも、とてもとてもお世話になったので、新たな場所でも大活躍をしていただきたいものだと、心から願っている。

・・・・私が願わんでも、彼らはちゃんと大活躍しているだろうが。


【美容院のお兄さんの話】

私はいわゆる、美容院難民だった。

髪型(だけではなく、ファッション系全般か?)に特にこだわりは無いので、安いとこならいいかなと。

安くても、下手な所は遠慮したいが。

このお兄さん、Tさん。

Tさんと出会ったのは、美容院難民だった私が母から

「この間、これ貰ったよ。感じ良さそうな子だったから、行ってみれば?」

と、Tさんの名刺を渡されたのがきっかけ。

家からも近い美容院だったし、じゃあ、行ってみるかと。


Tさんは、多分、私とそう変わらない年齢のお兄さん。

私が苦手な、グイグイ話しかけて来る系の美容師さんではなく、どちらかと言えば、まったり・おっとり系?で。

たまに、クスッと笑ってしまうような、ご自身のお話をしてくれたり。

でも。

私がそれ以降Tさんを指名するようになったのには、もうひとつ理由がある。

シャンプーをしてもらう時、必ず

「お湯加減はいかがですか?」

「気持ちの悪い場所は無いですか?」

と聞いてくださる、アレ。

おそらく、接客マニュアルとしては一般的なのだろうと思うし、客の立場に立った接客なのだろうと思う。

思うのだけど。

・・・・めんどくさいの、正直。

お湯が冷たくても熱くても、ちゃんと言うし。ほぼ100%適温だし。

気持ち悪い場所があったことも、ほぼ無いし。

あったら、言うし。


というのをね。


Tさんは、おそらく、察したんだろうね。

なんかの会話の拍子に。

もちろん、まんまこんなこと、美容師さんに伝える訳なんて、ない。

失礼だしさ。

だから、別の何かの会話から、私がめんどくさがりだ、と言うのを、くみ取ってくれたんだろうねぇ。

いつからだったかな。

シャンプーの時、全く、一切、私には聞かなくなった。

「シャンプー始めますねー」「流しますねー」

っていう、最低限の言葉のみ。


も~・・・・なんて有り難いんだろう!


シャンプーの時のみならず。

ちょっと水が顔に掛かってしまった時とか、過剰なお詫びとか無く、ササッと拭いてくれるだけ。

それでいい。

私には本当に、それで十分なの。

だから本当に、Tさんの対応は、私にはこの上なく有り難かった。

Tさんにカットしてもらうと、ものすごくまとまりが長持ちしたし。

・・・・だからね。ほんと、残念。

でも、仕方ないよね。


引き続き、同じ美容院でTさんの後任の方にカットをお願いしているけれども。

まだ、彼女とはそこまでの関係にはなれていない。

・・・・なれないような、気がする・・・・腕も性格も、いいお姉さんなのだけど。


【整体院のお兄さんの話】

肩こりは割と若いころから。もう、持病?

ギックリ腰は、それより少し後から、たまに発症。

家の近所の整体院には、よくお世話になっている。

今は、お兄さんがいたのとは違う整体院のお世話になっているけれども。


このお兄さん、Cさん。

Cさんもおそらく、私とそう変わらない年齢のお兄さん。

絶対、Sだと思う(笑)。

でも、腕は確か。


Cさんは多分、人の懐に飛び込むのが上手い人なんじゃないかな。

よく人を見ている、というか。

そんな気がする。

でも、懐に飛び込んでゴロゴロ甘えるのではなくて、どっちかというと、自分の掌の上に乗せて、コロコロ転がす方じゃないかと。

私も良く、転がされていた気がするよ。

でも、その分、ラクだった。

気を使わなくていいから。

こう見えて(見えてないって)、慣れるまでは気を遣う方なんだよね。

チキンだし。

色々と、グチャグチャ余計な事を考えてしまう。

Cさんは、慣れるまでの期間がほぼ0だったんじゃないかと。

なんだろう、あの人。

そう考えると、実はすごい人だったんじゃないか?!

私のみならず、患者を上手に手懐けている(笑)というか、扱っているというか。

肩やら腰やらが痛くて行く整体院で、気まで使ってる余裕なんて、無い場合が多いしさ。

だから本当に、有り難かったなぁ。

ドSだったけど(笑)。


転職先でもきっと、上手くやってるんだろうな。

ただ、あの技術が生かされないのは、もったいないな。

めっちゃ、上手だったからなぁ。

針も、マッサージも。


私の理解者がこの2人しかいなかった、残念。

という話ではなくて。

もっといます。いてくれてます。

多分(^-^;

少なくとも、私はそう思ってる。

そして。

理解してくれているみんなの存在が、本当に有り難い。

私の理解者へ、この場を借りて、感謝。

・・・・この場を知っている人はほぼ居ないんだけどね、教えてないから(* ´艸`)

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