第6話 ぶちキレた時の対処法

その1.ちゃぶ台を盛大にひっくり返す。

その2.周りの人間に当たり散らす。


いやいや、んな訳、無いだろ。

・・・・昭和の頑固親父じゃあるまいし。

つーか、ちゃぶ台なんてそんじょそこらにある物でもないし、今の時代。

周りの人間に当たり散らすとか、子供か。


と言う訳で。


その3.その場からいったん離れる。


かなぁ。


職場で、本当に、ぶちキレた時があった。

それはもう、本当に。

理由は単純。

とある会社の担当者が、何度言っても決められた時間に連絡をしてこなくて、何度も無駄な作業をさせられていたから。

1度や2度なら、うっかり忘れる、ということもあるけど。

お前もう何回目だよ?

私をバカにしてんのか?

と。

ぶちキレた訳です。


社会人としてはあるまじき行為だと言うことは、重々承知のうえ。

それでも。


毎月第一営業日9時15分から作業を開始するから、毎月第一営業日の9時15分までに、作業可能かどうかの連絡をください。


という、本当に単純な決まり事が、なぜできないのか。


その日。

直属の上司に


「気分が悪くなったので帰ります」


と言って早退した私。

事情も知っていれば、私の性格も知っている上司は、苦笑交じりに早退を許可してださいまして、ほんと、有り難かった。

そのまま会社にいたって、【気分が悪い】のは事実で、頭にきすぎて仕事なんか手につかなかっただろうし。

そんな状態で仕事したって、ミスだらけで、あとでやり直しとかになったら、余計腹立つだろうし。

早退した後は、のんびりと、ちょっと贅沢なランチを取り、特に欲しい物があった訳じゃないけどショッピングをして、一目惚れしたものを衝動買いして。

良い気晴らしができた。


3.その場からいったん離れる。

を実行したという訳。


・・・・正直、「いったん離れる」が離れすぎな気もしないでもないけど(笑)。

その日の内に、戻ってないしね(^^;

でもまぁ、翌日にはちゃんと出勤して、何事も無かったかのように仕事に戻ったので、良しとする。少なくとも、周りの人は理解して許してくれたから。

ほんと、有り難い。


その後その約束破り常習犯は、どうなったかと言えば。


そもそも、もう、連絡を待たずに作業してOK。


ということになったのでした。

なんだよそれ。

あんな、いまだにバグだらけのシステムなのに、そんなんで大丈夫かねぇ?

とは思うものの。

くれない連絡を毎度イライラして待ち続けるより、精神衛生上はよっぽどいい。

・・・・私がいない間に、上司がなにか手を打ってくれたのか。

それとも。

私のブチ切れ具合が本気過ぎて、請負業務発注元が、相手先に何か言ってくれたのか。

どっちか分からんが。


たまにはブチ切れるのも、悪くないかも(笑)


どうにも我慢できない場合は、6秒数えて落ち着く。

アンガーマネジメントとか、言うのだよね。

やりましたよ、なんたら研修とやらで。

知ってますよ、それくらい。

でも。

6秒数えても怒りが増すばかりの時は、どうすんだよ。

そんなんばっかりなんだが。

だいたい、6秒程度で落ち着くような怒りなんかで、いちいちキレないっつーの。

だから、そんな時はやっぱり。


いったん、その場から離れる。

離れて、盛大に気分転換をはかる。


これに尽きると、思う。


もし、どうしても体をその場から離すことができない時は、思考(心)だけでも、別の場所へ。

どんな時だって、心は自由だ。どこにでも行ける。

ぽやーっと。

はにゃーっと。

パラダイスに、飛ばしてしまえばいい。

そして盛大に、気分転換を図るのだ。


気分転換。大事。とっても。


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