ショッピング
「あっ! これ可愛い!」
ショッピングデート中、私はあるTシャツに一目惚れした。
「そんな無地の布切れに5000円も払うとか考えられないわ」
彼氏は呆れた様子でため息をついた。
私は彼のそんなところが嫌いだ。
「絶対買う!」
「さっさと買えよ」
「絶対買うからね!」
私がレジに服を持って行こうとすると彼が引き止めた。
「おい、Lサイズにしとけ。最近太ったろ」
「……サイテー」
私は彼のそんなところが嫌いだ。
Sサイズを持ってレジに向かう。
お会計の最中に彼が口を出す。
「すみません。Lサイズも一緒にお願いします」
私は彼のそんなところが大好きだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます