4−11反省
~松本千代視点~
「いきなりなによ」「もうこんなのやめよう。やっぱり間違ってるよ。私も姉さんの仇はとりたいよでも、河原木さんもこの人たちも無関係じゃない!」なんでこの人は母親づらするのだろうか私達はただお互いがギブアンドテイクだったから組んだだけ。信頼もクソもないのに。けど私は泣いた。ずっと泣いた。本当に泣いた。
その間におばさんが全てを話してくれていた。
私は本当にダメな人間だ。もう生きる資格なんてない。私はあいつ(麻美)と同じだ。もう死のう。そして育ててくれた母さんたちに会いに行こう。そう思い私は走り始めた。あの日と同じように
いや違うあの日のように迷いはない。もう決まってる。覚悟は…
「死のう」
「まてよ」腕を掴まれた。「なによ」
「どこ行くんだよ」「死にに、行くのよ」
~月視点~
俺はすべてを聞いた。松本千代の今までの人生を。正直にいうと衝撃だった。どれだけ苦しかったのか俺には想像することはできないが…
しばらくすると松本が私は死ぬ
そう言い走り始めた。
「まてよ」俺は腕をつかんだ。なんでかは分からない。でもこのまま行かせるとあの日のようにみんないなくなってしまう気がしたから。「なによ」「どこ行くんだよ」「死にに行くのよ!」その言葉を聞いて俺は、何を言っていいのかわからなくなった。けど
「死ぬとか言うなよ。お前はダメな人間だ。自分の家族を殺され復讐するために、関係ない人間を苦しませる。自分がやられたことも覚えてられない。ただのバカだ。そんなバカに言わせてもらう。お前はもうひとりじゃない。それに苦しみがわかった今のお前はもうバカでもダメな人間でもない。」「…」「やることはわかるな?お前のすることは死んで償うことじゃないぞ」「私は…」彼女は震えていた。多分、今までの人生を思い出して悔いて、思い、これからを考えているのだろう。あれ「私、河原木さんたちに謝らないと。それとあんたたちにも」
「河原木は呼んどいたぜ」優雅がそう言うと松本はわかったと言いしばらく黙っていた。
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