4−4TRUST①
私は本当の親の顔を知らない。2歳のときに私は捨てられた。きっといらない子だったんだろう。2歳から8歳まで私は施設で過ごした。私がグレなかったのはそこの施設の人がやさしかったっていうのもあったんだろう。そして私は8歳のとき新しい親ができた
「今日から私達がお母さんとお父さんだからね」私は正直いって嫌だった。でも嫌とはいえなかった。
「今日は千代の好きなハンバーグよ。」「やったな千代、たくさん食おうな」私はそこから逃げた。私はこんな優しくされちゃダメな人間だから。でも母たちはずっと優しくしてくれた。そんなある日「お前の母ちゃん本当の親じゃねぇんだな」なんで知ってたかは今でも謎だが、私はそいつの言葉を無視した。「おい、無視すんなよ。やっぱりお前はゴミだな。お前、親に捨てられたんだろ」そして私のあだ名はゴミになった。そしてクラスの奴らからいじめられるようななった。でもどうでも良かった。だって私は本当にゴミなんだから。
それから月日は流れ、私は中学1年生になった。
そして私にも友達が出来た。転校してきた子だった。「羽田 麻美です。よろしくおねがいします」
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