2−3河原木七実

私が3歳の時父は母と離婚して家を出ていきました。父は母の親友と不倫をしていたそうです。それに怒った母は父と離婚することにしたそうです。ですが慰謝料や養育費は一度まとめて大きな金で払われてから払われてないそうです。デキ婚だった母は社会人経験もなく大学も中退したためあまり良い職場には入れず家計は火の車でした。そんな日々を送っていたとき私には新しいお父さんができました。母は優しいお父さんだと言いました。

でも…


河原木は話すのをやめた。

「なんか言いたくない理由でもあるのか?」「うん…」少し間があったあと再び河原木は話し始めた。


色々あったあと私達は再び母と私だけになって住み込みであるカフェで働くようになりました。

「今日から住み込みで働く河原木伽耶です。で、こっちが娘の七実です。」「人手不足で困ってたんだ。期待してるよ」そのカフェの店主の人はとても優しく、私達は一生懸命働いた。でもある日近くに松本千代の親がやってるカフェができたの。でも最初は私が働いてたカフェの方がお客さんもたくさん来てくれた。でもある日ネットのクチコミにありもしないことがたくさん書かれるようになったの。そうしたら常連さんが一人、二人とどんどん来なくなって松本千代の親がやってるカフェへ行くようになった。それまでは松本千代とも仲良かったけどそれがあってから私は勝手に少し気まずくなって無視を始めた。そしてこの前私の働いてるカフェは潰れた。

「そして、今こうなったってことよ。」「そんなの逆恨みじゃ…」「ネットのクチコミにありもしない事を書いたのは誰だっていうのよ?」「それは…」「書いて得する人間、それは松本さんの家族に決まってるじゃない」




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