2−1松本千代

「本山くん」俺は昇降口からでようとすると松本さんに引き止められた。「さっきはありがとう」「別に礼を言われるほどじゃないよ」未来では松本さんは転校してしまっている。河原木にいじめられたからだ。「あんま気にするなよ色々」「うん。」「じゃあまた明日」「待って、相談したいことがあるの。」「相談したいこと?」

俺は松本さんについていきカフェに入った。「で、何なんだ相談って」「実はここ私の家なの」「このカフェがか?」すぐにその真相はわかった。「あら千代のお友達?」「お母さんは向こうで仕事してて」「でも今お客さんいないから…まぁでも邪魔しちゃ悪いし向こう行ってるね」「それでここに連れてきたってことは?」「今このカフェ全然お客さんがこないの」「今だけじゃなくてか?」「うん。この前河原木さんがこの店に来たんだけどそのときに」


数日前 「松本さん来たわよ」「あれ、河原木さん来てくれたんだ」「友達の店ってなんか興味あってそれにこの店おしゃれだしね」「そんなことないよ、まぁどうぞ好きな席に座って」「そうさせてもらうわ」そう言った河原木さんは何か挙動不審な様子だった。でも緊張してるのかと思って特には気にしてなかった。そしたらしばらくして「ちょっとーこのコーヒーの中に虫が入ってるわ」「そんな、自分で入れたんじゃ」彼女の言ってることはおかしかった。なんでそんな一瞬でバレてしまうことをなぜ言うのだろうかと思った。すると、「んっ、俺のにも虫が入ってるぞ」そう、彼女は他のお客さんがトイレに行ってる間にコーヒーや食事に虫を入れていたのだ。結局虫は見つかっただけでも7匹入っていた。そしてわたしの店のレビューにはありもしないとがたくさん書かれるようになった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る