ごきげんよう、寒さが防げて、空腹が満たされれば、心が穏やかになるとはいいますけれど、司さん、心のバランスが崩れつつあるような気もしますね。
殺意は依然として捨てていない、けれどその殺意を向けているリサちゃんに知らず知らずのうちに連帯感、というか共感を覚えつつあるのか……。
そこに、ネグレクトのリサちゃんの母親への感慨がないところがまた、不気味といえば不気味ですよね。
司さんの心理の動きが、とても自然な語り口で、第三者から見たアンバランスささえも自然に感じさせる描写が、静かな迫力を生み出しているようにも感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「第三者から見たアンバランスささえも自然に感じさせる描写」と仰っていただき、光栄です。
現実に起こる事件とフィクションの間で、やはりフィクションである。
けれどありそう、というふうに表現する必要のある作品だと思っているので、それが伝わっているならとても嬉しいです!
無差別殺人を犯す前に未成年略取で捕まりたくないという、どこかチグハグな心情がリアルですね
作者からの返信
コメントありがとうございます!
微妙にズレてる感じは表現したかったので、褒めていただき嬉しいです!