第4話 僕の〇〇が爆発する

「シュウ、知ってるか?昨日言ってた子の姉が配信者になるらしいんだって。」


同一人物です…てか、それ僕です。



「アハハソウナンダーー」


「なんかそっけないな〜。」



ガラララーーーー



「あっ!霧葉様!」


「霧葉様?って誰なんだ?」



「私よ!」


そこにいるのはとても美しい顔立ちの女性がいた。


「どっかでみた記憶があるんだよな…なんだっけ…」


「私は女優の卵の朝比奈あさひな霧葉きりはよ!」


「う〜ん、なんかそれ以外で会ったことがあるような気がする…」


「気のせいよっ!」



その言葉で思い出した。


彼女が子役の頃、義姉の見学で見たことがある。

結構仲良く話して意気投合して昔は良く話していた。




 ♢♢♢♢♢




「コトリちゃん…」


「えっ!?覚えてたの!?」


クラスの人達がこちらに注目を集める。


「とりあえず放課後に話させて…」


「わかった、コトリちゃん…」



彼女とはキリちゃん、コトリちゃんと呼ぶ仲だった。




 ♢♢♢♢♢




放課後〜〜〜



「コトリちゃんは私のこと覚えてる…?」


「そりゃあ、昔の恋人を忘れたりしない。」


「じゃあなんで、私にそっけなかったの…?」


「僕たちは、一度別れている。昔の仲は修復できない…」




本当は仲良くしたい、けど仲良くしすぎてはいけない理由があった。


それは彼女が、僕の妹だからだ。



彼女は僕の父親の隠し子である。


もし妹じゃなければ結婚したい。

それほどに彼女が好きだが、異母兄弟は法律上、結婚できない。



「コトリちゃん…」


「うるせぇ!」


「……っ!」


「お前は僕の妹なんだよ!お前の父親は俺の元父親なんだよ!」


「それって…」


「そうだよ!あのクソ野郎が元凶なんだよ!」


「やっぱり、私…」


「お前は僕の異母兄弟だ。わかったら、もう関わらないでくれ…」




♢♢♢♢♢




「なんであんなこと言っちゃったんだろ…」


仲良くすること自体は悪いことではない。だが、その結果仲良くなりすぎて異母兄弟なのに交際までしてしまった。

僕は彼女をこれ以上悲しませないために


『怒り』が爆発してしまった。

彼女を傷つけるつもりはなかった…なのに…



「なーに考え込んでんの?」


「義姉さん…妹と喧嘩しちゃって…」


「あの例の異母兄弟の子?」


「はい…高校が同じとは知りませんでした。」


「あの子ね〜最近、元気がなかったのよ…」


「それは…?」


「あの子ね、ショウが兄だったことに気づいてたよ…」


「え?なんて…」


「あの子は、気付きながらも関係を壊したくなかったんだと思う、私は長年見てきてるからわかる。」


「そうだった…の?」


「うん。」




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僕の周りにネット活動者が多すぎる 創意工夫  @souikuhu

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