第86話 2024年クリスマスイブ脱衣ゲーム(2)


 サイコロが振られて1ゲーム目が始まる。


 一斗、夢奈、来夢、うるはの順番にはいをめくっていく。


 最初の親は来夢だ。


 親は上がれば通常の2倍の点数がもらえるが他のプレイヤーが上がった場合は逆に2倍払わなければならない。


 来夢の手つきが素人のものではない。


 実は新宿の雀荘じゃんそうでは中学の時から魔物と呼ばれるほどの強さであった。


 そして一斗


 一斗は仲間内での麻雀で今まで負けたことがなかった。無敗の男との呼び名がある。


 実は夢奈も競技麻雀で都大会準優勝の持ち主である。



 うるはは・・・・・小学校の時役が分からず子ども向け麻雀をやって1人負けして泣きべそをかいていた実績しかない。


 圧倒的なビハインドがそこにはあった。


 1ゲーム目うるはの配牌はいぱいはまあまあだった、8000点くらいの手が狙えるものだった。


 それでもツモが悪くなかなかテンパイの形にならない。


 そのうちに一斗がリーチを宣言する。


 え・・・全然分からない・・・。


 だめだ、降りよう。


 うるはは一斗に振り込まないように一斗が捨てた牌を捨てていく。


 「ロン!」


 そのうるはの捨て牌に来夢がすかさず上がりを宣言する。


 通常であれば2000点だが親なので4000点だ。


 来夢55000 一斗49000 夢奈50000 うるは46000 となる。



 2ゲーム目は一斗が3000点の手を自分でツモ上がって全員から1000点もらう。


 3ゲーム目はうるはが親となった。


 すでにマイナス5000点となっているのでこれ以上負けるわけにはいかなかった。


 親のこの回がチャンスだ。


 なお、全員が親を終わらせるとゲームは終了、持ち点が0になってもマイナスありのルールだった(身に着けている物があればだが)



 ゲームが進んでいくうちに室温が少し高くなっていることに気付く。


 罰ゲームで脱ぐことになったときに寒くならないように来夢が気を利かせてくれているのだろう。


 うるは以外の3人は親がうるはと言うことでかなりなめていたかもしれない。少し冒険して点数の高い手を作っていた。


 そして8巡目に夢奈が牌を捨てた瞬間。


 「ロン」


 まさかのうるはから声が上がる。


 それも同じ絵柄の牌だけの役で親だから18000点だ。


 ここで来夢54000 一斗52000 夢奈31000 うるは63000 となる。


 「夢奈がマイナス10000超えたから脱がなきゃね」来夢が少し楽しそうに宣告する。


 「じゃあ一斗さんが1つ脱がしてくれないかな?」


 「え?俺?」


 「うん・・ね?」


 「そうかあ」


 そう言って一斗は夢奈の細く引き締まった足からニーハイを1枚脱がせる。


 夢奈はそもそも色っぽい服装をしているのに左足はニーハイソックスを履いていて右足は生足というかなりえっちな格好になる。


 一斗と来夢の目が思わず夢奈の方に集中する。


 まさか・・・夢奈・・・計算?


 そう思って夢奈の方を見ると嘘っぽい恥じらいの顔をしている。



 次のゲームはトップであるうるはの動揺どうようを見逃さず魔物と言われた来夢がうるはを直撃する。


 15000点の上がりだ。


 それでもまだうるはは48000点持っているので脱衣ペナルティはない。


 親は一斗に変わる。


 5巡目で一斗がリーチをかける。


 次の巡で来夢も追っかけリーチ


 2人のリーチが入るとうるはには判断がつかない。


 ふらふらと切った牌が親の一斗の上がり牌だった。


 24000点


 それでうるはの持ち点は24000点となりとうとうペナルティが2つとなる。


 来夢が楽しそうにペナルティを宣告する。


 靴下を履いているのでその2つを脱ぐのが定石だが・・・・。


 うるははセーターの中に手を入れてもぞもぞとしていると黒いブラジャーを脱いだ。


 そしてロングスカートの中に手を入れるとそこから黒のショーツも脱いで床に置く。


 一斗も来夢もうるはに目線が釘付けとなる。



 ・・・やるわね・・うるは。


 夢奈とうるはの間に火花が散っている。


 その後うるはが小さい役で上がり親が夢奈の番になる。


 その親の夢奈を来夢が直撃して第1試合は終了した。


 夢奈は19000点となり2つ脱ぐことになる。


 残ったニーハイソックスとセーターを脱ぐ。


 ぎりぎりまで短いショートパンツにブラジャーのみといった相当にいやらしい格好になっている。


 赤くなって下を見る夢奈は演技なのかそれとも本当に恥ずかしいのか分からないがかなり色っぽかった。

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