第68話 涼葉の部屋の2人
12月19日金曜日
6時にセットしたアラーム音で目が覚める。
気が付くと陸翔がベッドにもぐりこんでいたようで胸のところに陸翔の顔がある。
「起きろー」そう言いながら陸翔のほっぺたをぷにぷにする。
陸翔は寝ぼけてうるはの胸に顔を強くこすりつける。
ブラを外しているうるはの敏感なところに陸翔の顔が当たり思わず声が出そうになる。
陸翔を振りほどいて着替えを始める。
うるはが着替え終わる頃には陸翔も目が覚めたようだ。
洗面を終えて2人で1階に下りる。
父親はもう出勤しているようだ。
昨日の鍋が残っていたので母親と3人でそれを食べて朝食とした。
母親と陸翔が先に家を出てうるはは最後まで残っていた。
準備も終えて時間があったので溜まっていたチャットをチェックする。
結愛からは乱児が~ルーカスが~と色々なチャットが着ているがとりあえずは進展はなさそうなので放置しておいた。
来夢からは昨日はありがとうとチャットが着ていたのでこちらこそと返しておいた。
一斗からは土曜日の引っ越しと日曜日の挨拶のことがチャットで着ていた。他からもう知っている情報だったのだが両方とも私がんばるからと返しておいた。
そんなことをしているうちにぎりぎりの時間になってしまったので玄関を出てコンビニへ向かう。
コンビニに着くと今日も大学生2人組が夜勤明けだった。
挨拶をして勤務を交代する。
今日もいつものおばさんとペアだった。
レジは窓際の方に立つことにした。
窓際なら山ちゃんの監視で見てくれているだろうと考えたからだ。
おばちゃんがレジ対応している間に山ちゃんの家の方をみて舌を出してベーしたりしてみる。
うるはの方からは見えないがどうせ望遠にして見ているのだろう。
おばちゃんが休憩の時などわざと制服のボタンを外してブラが見えるかぎりぎりのところまでずらしてみたりした。
あ・・あまり刺激を与えたらだめか・・。
ボタンをはめ直しながらちょっと反省した。
バイトはいつものように時間が過ぎていき夕方になるといつものように
涼葉の部屋に着くとうるははここ数日で起こったことを涼葉に報告する。
涼葉は丁寧に聞いてくれる。
「明日さ、夢奈にお兄ちゃんが取られちゃってもいいなら大人しい服を、それが嫌なら色っぽい服を着ていきなよ」
「うーん・・・わかんない・・けど、お兄ちゃんと夢奈がもしくっついたら悲しい、すごく」
「そかそか」そう言ってうるはの頭をなでてくれる。
その後、ジーンズにパーカー姿のうるはをベッドに押し倒すと涼葉は優しくキスをする。
「あん」
「かわいいぞ、うるは」
そのままジーンズのファスナーを開けて下着の上から女の子を触り始める。
「あ・・だめ・・だよ・・お」うるはは拒絶しているとは思えない口調だ。
「だめなのにこんなになっちゃってるの?」涼葉はうるはの女の子から引き揚げた指をうるはに見せる。
「だめ・・ばか・・」
「かわいいんだから」
そう言ってまた涼葉はうるはにキスをした。
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