第45話 黒い下着
お兄ちゃんのくちびる、やわらかい・・。
重なるだけのキスから、一斗の舌がうるはのくちびるをこじ開けて中に入ってくる。
うるははその刺激にぞくぞくしながら受け入れる。
うるはの口の中で一斗の舌とうるはの舌が絡まりあう。
しばらくすると一斗の舌が戻っていく。
そうすると、うるはの方から舌を一斗の口の中に入れる。
そんなやりとりを何回したのだろう。
うるははもう女の子の部分も準備ができていた。
一斗の下半身も大きくなっているのが分かる。
うるはは手でそこを触れてみようかとも思った。
「送るよ」
キスが始まって30分くらい経った頃だろうか一斗が立ち上がる。
うるはは体がとろとろになっており立ち上がることもできない。
「うん・・・」
「大丈夫か?」
「お兄ちゃんお姫様抱っこ」
「はいはい」そう言ってうるはをお姫様抱っこする。
「恥ずかしい・・・」顔をそむける。
「そう言われましても」
「玄関で降ろして」
「はい、お嬢様」
玄関でうるはをおろす。
「ブーツはかせて」
「はいはい」そう言って履かせるが無防備なうるははスカートから下着が見えている。
「あーお兄ちゃん見た?」
「黒?かな?」
「せーかいだよ」
「黒は正解しかないだろ」
「そうかな???」そう言いながらスカートを直す。
エレベーターで地下駐車場まで降りて車に乗り込む。
午後9時5分
助手席に乗りながらずっとイヤリングを触っていた。
お兄ちゃんからのプレゼント
耳や心がぽっと温かくなるような感じがした。
車の中はあまり聴かない洋楽が流れている。
「ね、また会えるよね?」
「ああ、連絡する」
自動運転の車内でも一斗はうるはにキスをしてくれた。
帰りは山本の家の前を通らないルートで送ってもらった。
少し遠回りになるが。
高梨家の前に車が着いたのは9時50分だった。
「ママに会わないの?」
「いつかは会いに行くよ」
「うん」
最後にもう一度キスをして、うるはが家に入るのを確認してから一斗の車は走り去った。
「最近遅いんじゃない?うるは」家に帰ると母親はリビングで待ち構えていた。
「ごめんなさい」
「悪いって分かっているならしないで・・・」まだ色々言おうとしていたのだろうがうるははそれを
私はずっとお兄ちゃんの所に居たかったのを我慢して帰ってきたのに・・・・。
それでもデート服のままでベッドに入るわけにはいかないと服を脱ぎ始める。
上下下着姿になる。
黒の下着で赤いレースのラインが入っている。
一斗に見られてもいいように着けていったものだ。
結局玄関でちらりとしか見られなかったが。
そんなことを考えていると一斗とのキスを思い出してしまう。
鏡の前で足を開いて一斗に見られているところを想像しながら女の子の敏感な所を触り始める。
「お兄ちゃん・・・」それを言葉にするだけで女の子の奥から湿ってくる。
一斗ならどんな風に触るんだろう。
多分、優しくなんだろうな。
「あ・・・」黒い下着に
「もっと見て?お兄ちゃん」そう言いながら下着をずらして女の子の部分を鏡に映す。
お兄ちゃんの視線だ・・・。
息が荒くなってそのまま
1階に降りると母親はもう2階の自室に戻っているようだった。
沸かしておいてくれたお風呂に入る。
イヤリングは失くしてしまったら大変なので部屋で外して机の奥にしまっておいた。
一斗と会う時にしか着けないつもりだ。
お風呂から出て髪の毛を乾かすともう夜中の12時近くになっていた。
明日はバイトもあるんだと思いゴーグルに夜空の映像を映しながら眠りについた。
「おやすみ、お兄ちゃん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます