第2話 食物繊維を食べる腸内細菌


 結論から言うと、善玉腸内細菌の食べ物は、食物繊維が多いので、食物繊維を多く取ることで、かなり、体に良い影響を与えるのではないか。

 精神的な部分、肉体的な部分について、大きく影響を及ぼすだろうと、私自身の体験から、結論づけました。


 特に、私の皮膚の乾癬(カンセン)という病気は、お医者様に話を聞いていると、免疫細胞が、正常な細胞を攻撃した結果、皮膚の表面にカサブタだったり、硬くなって、カサカサになったりすると聞きました。

 それを聞いた瞬間、アトピーと同じなのかと思いましたが、それならば、薬以外にも治す方法があると思ったのです。

 免疫細胞には、免疫細胞の暴走を抑えるための物質があり、免疫細胞のブレーキの役目をするのだと聞きました。

 その物質というのが、腸内細菌の中にクロストリジウム菌というものが居て、その菌が免疫細胞の暴走を抑えるブレーキの役目をする物質を出すというものだったのです。

 ただ、クロストリジウム菌にも何十種類の菌が居て、その中には数種類の悪玉菌も存在すると言っていました。

 そのクロストリジウム菌が、免疫細胞の抑制をしてくれるなら、食物繊維を多く取る食生活に変更すれば、カンセンも抑えられるだろうと、私は考えたのです。


 そして、お米を食べる量を半分以下に減らし、そして、減った分を野菜に置き換えました。

 ただ、野菜って、それほど安いものでも無いですから、経済的な面で、困ったのですが、それは、スーパーマーケットで、「もやし」を見て、それを多く使うことで、食事の量を補うようにしました。

 あとは、キノコについては、食物繊維が豊富と宣伝文句があったので、値段の安いキノコを入れ、そして、乾燥わかめ、乾燥椎茸、キャベツと、野菜を、ご飯の量の3倍程度になるように入れるようになりました。

 また、ご飯は、お粥にしてその中に上記の野菜を入れて、一緒に煮る事にして、後は、ゆっくりと食事をとる事にしたのです。

 ご飯をお粥にするのも、水を吸ったお米はふやけるので、その分、量が増えるだろうと思ったこともあります。

 それと、これは、調べてないのですが、ある、料理人に言われた内容で、粥は消化が良いと言われました。

 以前、仕事で中国に何日も行く用事が出た時、毎朝お粥が出てきました。

 朝食はいつもとっていましたが、その当時は、普通にご飯だったので、突然のお粥にちょっと戸惑った話をした時に、その料理人の人に教えてもらったのです。

 また、食事を消化する行為にも、人は、カロリーを消費すると聞きましたので、多少でも消化を助けられるのであれば、その方がいいだろうと思って、粥にしてます。


 また、最近では、玉ねぎとニンジンを追加するようにしてます。

 何かのきっかけで、玉ねぎとニンジンを粥の中に入れるようになったのですが、それを入れるようになってから、カンセンの治りが、良くなり始めました。

 偶然だよと言われるかもしれませんが、タイミング的には、玉ねぎとニンジンを毎日食べるようになってから、かなり、皮膚が、綺麗になってきましたので、ひょっとすると、関係があるかもしれません。

 その時、使った玉ねぎは、小さなものが1個と、人参は、短めのものですけど、半分程度を入れております。

 それと、人参の皮は剥きません。

 そのことで、カンセンも徐々に良くなるなら、完治させることも可能では無いかと思えるようになりました。

 ちなみに、根菜類に入ると思いますが、ひょっとすると、大根やゴボウとかも効果が見込めるかもしれません。

 何か都合が良い事があったら、試してみようと思います。


 それと、乳酸菌についても、効果はあるのかと思ったのですが、これについては、飲み続けても効果は低いと思います。

 一時、ヨーグルトドリンクや、プレーンヨーグルトを、毎日1個、飲んだり食べたりしました。

 最初は、少し良くなったと思ったのですが、1週間、2週間とたっても、それから先の改善が、見られませんでした。

 半年から、1年近く続けてみましたが、飲み始めた最初の時の効果は、その後、よくなっているようには思えなかったので、これも、時々、食べる方が、カンセンのような病気には効果があるかと思います。

 なので、今では、ヨーグルトや、キムチなどを月に2回程度のペースで食べるようにしてます。


 カンセンについてですが、薬も食べ物も、続けると、効果が低くなり、時々、最短だと、週1回、長ければ、月1回とかの方が、効果が高いものが多い。

 続けると、病気の方が、それに慣れてしまって、耐性をつけてしまうように思えます。


 カンセンの治療を今も続けておりますが、皮膚につける薬は、2種類をお医者様に頼んで用意してもらってます。

 効果の高い薬は、値段が高く、値段の安い薬は、効果が低いと言われました。

 ただ、効果の高い薬も続けて使うと、最初の頃の効果が見込めないように思えました。

 2週間を過ぎた頃から、惰性で効果の高いと言われた薬を使い続けるのですけど、期待した効果が出ないので、そのうち、薬をつけるのも嫌になってしまいました。

 それが、1週間程度、あけて、また、つけると、その時は、薬の効果があるように思えたのです。

 それで、お医者様に相談して、効果の高いと言われた薬と、リーズナブルな薬の2種類を処方してもらいました。

 そして、リーズナブルな薬を6日間使って、1日だけ、効果の高いとされる高額な薬を使うようにしたのです。

 その時には、紫外線治療を週1回受けていたのですけど、1年で、ほぼ全身にあった、カンセンが、右腕の外側と、左腕の肘周り、頭皮、両膝、足首の上(靴下のゴムのあたり)とかなり改善されました。

 特に腹部は、完全にカンセンは無くなりました。


 この時、同時に試すのではなく、条件を一つ一つ試していけばよかったのですが、そこまで、ワガママは言えなかったことと、私自身早く治したかったということもあり、一度に、色々おこなってしまっていますから、どれがどれだけ効果があったのか、わからずに終わってます。

 ただ、紫外線治療が終わった後も、軟膏を塗る治療は行ってます。

 その際に、思いついた内容を試してみてみたり、忘れていた事を、後から、また試したりしています。

 そんな中で、何度か試してみて、私には、効果のあった内容です。

 とりあえず、現時点での結果は、野菜、特に、食物繊維を摂取することが、良い影響を及ぼすと思います。

 ただし、すぐに効果は出ません。

 最低でも3ヶ月、長ければ1年以上かかりますし、微妙な違いしか見出せないかもしれませんので、効果を実感できない可能性もあります。

 そのことは、ご了承ください。

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