幸せなコインと辛いコイン

幸せを感じるのはどんな時だろうか?



自分が楽しむ場合は

映画やゲームを楽しんでいる時。

友達と酒を飲んでいる時。



行動を伴うものは

努力が報われた時。

人に感謝された時。



自分や人の為に行動するのは、自分の欲求を満たす事より、幸せをより多く感じる。



何故か。



辛いことを乗り越えた結果、自分の成長が実感できるからだろう。



同じ期間、辛い事、楽しい事、どちらを選択しようと自由だったら、誰が好き好んで辛い事を選ぶだろうか。だが、乗り越えた時の喜びを知っていたなら違うだろう。知っているか知らないかで、大きく違いがある。



しかし、本当に辛いことを避けたいなら、辛い事を選ぶべきなのだ。

日本人は勤労・納税・勉強の義務からは逃れられない。楽しむ事ばかりしていると、ただでさえ辛いこの三大義務が、とてつもなく辛いものになるのだ。



辛い方を選んでおけば、割と楽にこなせるので、全体の辛い量は減るのだ。これは、じゃんけんに、絶対負けたくない人が、大概負けるという現実と同じだ。開き直りと身を切る覚悟が大切だ。



どちらにせよ。辛い事から逃れることはできない。

これこそが、「幸」と「辛」の字が似ている理由なのだ。表裏一体になっており、片方を取ると重みで、反対側が表になるのだ。どちらかのみを選択する事は不可能だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る