7. 空都

シンバがハッと目が覚めるように意識がハッキリしたのは、目の前で、

「おい!」

と呼ぶ声がしたからだ。

見ると、コンピューターで話した人が目の前にいる。

今まで見た景色は全て夢だったのか?

「こっちへ来い。スローン様が会いたがっている」

「ちょ、ちょっと待って、ここはどこ?」

「追憶を通って来たのだろう? ここは空都だ」

シンバは辺りを見回すが、そこは奇怪なコンピューターの壁だらけで、自分が、妙なカプセルの中にいる事にも、今、気が付く始末。

「ここって、どっかの研究所?」

「ここは空都の中心部だ」

そう言われても、シンバには、よくわからない。

「あの、夢を見たって言うか、宇宙空間みたいな所から、どうやってここに?」

「それが追憶と呼ばれる道だ」

「道? 通って来たと言うより、夢を見てた感じなんだけど?」

「兎に角、スローン様を待たす訳にはいかない。早く来い!」

そう言われ、シンバは、疑問が残るまま、モヤモヤした気分で、付いて行く。

空都と言われても、どこかの研究所のように思われる場所で、シンバは仏頂面になる。

——騙されてるんじゃないか? 僕は。

確かにそう思うのも無理はない。壁も、床も、天井も、階段の手摺りも、どのマテリアルもシンバの知識でわかるものばかり。

やがて、コンピューターが並ぶ景色も消え、電波の音も感じなくなる。

普通の、只の、長いローカを、只管、歩いて行く。

前を歩いてる人の、赤い髪のポニーテールが左右に揺れる。

服装は破れたジーンズ素材のようなズボンで、普通にダメージジーンズに見える。上もラフな普通の布製のシャツに見える。バンダナで結ばれたポニーテールがアクセントとなっているが、どれも見た事のある服装。民族服と言うような訳でもないし、有り得ないと思うような格好でもない。だが、言われれば、海賊っぽいような気もする。

「ここだ」

そう言って振り向いた顔は、目鼻立ちが整っていて、かなりの美形。

パープルの瞳が更に美しく思わせる。

確か、コンピューターで話した時、名はリンクスと言っていた事を思い出す。

リンクスは、大きな扉をノックし、開けると、深々と頭を下げ、中に入った。シンバはソッと中を覗いて、小声で失礼しますと言うと、中に入り、ドアを閉めた。

「いらっしゃい」

そう言ったのは中央に座る老人。

大きな椅子に、小さな体を埋めるように座っている。

とても優しく微笑んでいる。まるで神様のようだ。

恐らく、彼がスローンと呼ばれている人物だろう。

「空都へ来たい理由があったのだろう? 聞かせてくれぬか?」

そう言われ、シンバはコクンと頷いた。

「ブラックホールを創りたいんです。でもブラックホールを創るには、想像を絶する設備が必要なんです」

「ブラックホールを創る?」

「はい!」

「何故?」

「無から生まれたモノを消す為に!」

「無から生まれたモノを・・・・・・? ブラックホールは宇宙時間で、今までを1とし、10の56乗時間かけて消滅する。つまり、宇宙最大のブラックホールをもってしても宇宙全部を1点に集中することは不可能である」

「ああ、えっと、そんな本格的なモノを創りたい訳じゃないんです。それに無から生まれたモノと言っても、宇宙そのものを消したいとか、そんなんじゃないんです。そんな怖い事を考えてる訳じゃないんです!」

「では何を消したいと?」

「僕達が住む星にビーチルドという生命体が生まれました。それは無から生まれた命です。それを無に戻す為にブラックホールが必要なんです」

「無から生まれた生命か・・・・・・」

「はい」

「それがどんな生命か理解した上で無にするのか?」

「いえ、どんな生命かわかりません」

「ならば、どのように無にするのだ? ブラックホールとやらを創れば、その生命体だけを消滅させれるというのか?」

「ブラックホールにメモリーするんです。例えば、僕を消す為にブラックホールを使用するとしたら、僕である証明をブラックホールにメモリーするんです。EyeTypeやFingerprint、Voiceprintなど」

「ほぉ。しかし、その生命体がどんなものか理解はしてないのでは?」

「はい。でもその生命体はルエーフ博士を呑み込みました」

「なんと!?」

「ルエーフ博士と一体化して、人の型を成してる、その生命体は、ルエーフ博士のデーターをメモリーする事で消滅すると思うんです」

「・・・・・・ルエーフはお主の父親ではないのか?」

そう問われ、驚いたのはシンバだけではない。傍にいたリンクス迄もが驚いた顔をしている。直ぐに表情が戻ったのはシンバの方。

「父だと思った事はありません」

「・・・・・・そうか」

スローンはそう言うと、俯いた。

「お主、名は?」

「シンバです。シンバ・レインハルト」

「お主の顔を見て、直ぐにルエーフの息子だとわかった。若い頃のルエーフにそっくりだ」

そう言われても、シンバは無表情で、黙っている事しかできない。

「シンバよ、ここを空都と呼んでいる理由を知っとるか?」

「空に浮かぶ都だからだと思いました。実際、空に浮かんでるのかどうなのかは知りませんが、僕は空飛ぶ船を見ました。船は国境を越え、好き勝手に行き交ってると噂も聞きました。でも空賊は・・・・・・空賊って呼んでるんです、あなた方の事を。空賊は別に何か悪い事をしてる訳でもないとも聞きました。どうして船を地上の空に?」

「嘗て、ここは青き星だった」

「え?」

「文明が発展し、地を離れ、天空へと人は移動した。しかし、天空へ来た者は全て滅びた。ここは『ソラのミヤコ』ではない、『カラのミヤコ』だ」

「カラのミヤコ・・・・・・」

「誰もいない、廃墟となった都——」

「でもそんな出来事なんて歴史に残ってません」

「全て滅びたものじゃ、残る筈もない」

「でもあなた達は残ってるじゃないですか。船だって操縦してる人がいて、地上の空に現れてるんでしょう?」

「船は自動操縦なんじゃよ。空賊なんて者はおらん。誰も乗っていないんじゃ、あの船には。勝手に動き出してしまってな、ずっと何年も困っておった。ルエーフに直すように言っておったんじゃが、ルエーフも直すのは難しいと唸っておった。しかし、何とかなりそうだと、最近、連絡を受けたのだが、それが最後、ルエーフからの連絡が切れたのじゃ」

「・・・・・・ルエーフ博士はどうしてあなた達と?」

「過去の人間に近い程の文明を思いついた男なんじゃよ」

「過去の人間・・・・・・?」

「過去、この空都を創り上げた創造主達。恐ろしい程の知力は、想像を越えた。その者達に近付いた男なんじゃよ、ルエーフは」

シンバはゴクリと唾を飲んだ。

「ルエーフは追憶という道を発見した。そして空都にやってきた」

「あの追憶という道はどういう仕組みなんですか?」

スローンは首を振る。

「あの道は一度しか通れない。二度と通る事はできない。空都に一度来た者は、空都を肉眼で見る事ができる。空に浮かぶ廃墟となった都をな。その為、航空技術を使い、行き来できるようになる」

「そうなんですか・・・・・・ワープみたいなものを想像もしましたが、また違うようですね・・・・・・あのあなたは一体何者なんですか?」

「この空都を創り上げた創造主の姿をした生命体じゃよ。ワシはこの姿以外の者になりたいとは思わない。しかし、この姿は年老いていて、力がでない。その為、リンクスのような若い者を一人創り、身の回りの世話をしてもらっておる」

シンバはリンクスを見る。

「リンクスはワシであり、ワシはリンクスである」

「えっと・・・・・・同一人物・・・・・・?」

シンバはリンクスを見ながら、意味がわからないと頭を掻く。

「ワシの正体は、無から生まれた命であった。ワシは、その地にあった生命体に姿を変え、いろんな生命体に姿を変えれる。海に住む者にも、空を駆ける者にも、地を歩く者にもなれる。だが、空都ではどんな型を成しても生きれない。皆、滅びたのだから」

「え? え? え?」

「ワシがもし様々な生命体が生きれる大地で命を堕とされたのなら、沢山の命に変わり、やがて、それらは自己繁殖し、何れ、一つの命だった事も忘れていくだろう——」

シンバは追憶で見た事を思い出す。ビーチルドらしきモノが、青き星に落ちていく——。

「ビーチルドって・・・・・・」

「恐らく、お主がブラックホールで消そうとしている無から生まれた生命体と言う者は、大きな命のカケラにすぎないだろう。やがて、その星にあった命に姿を変え、その命はどんどん増えていくだろう。それは植物であり、動物であり、全ての命であるのだから。偶然生まれた宇宙からの贈り物なのだから」

「なら、今いる僕達はどうなるんですか!?」

「お主等も、もとは一つだったが、いつしか、忘れ、傷付け合うようになった。だとしたら、新しい別の命が現れたとしたら、それは戦いになるだろう。しかし、お主等に勝ち目はないじゃろう。新しく生まれ堕ちた命は、この星に合う命になるだけでなく、この星にある命を全滅させる能力を持ち、新しい世界を築くだろう」

シンバは、ノアプロジェクトチームが全滅させられてた事を思い出し、ビーチルドが、この星に住む生命体を知ろうとしていたんだと悟る。

——もしかしたら、車椅子バスケをたまたま見たのか?

——車椅子を使う人間が、どういう生き物なのか、わからなかった?

——その為、一度、Solarに戻ったのか?

「あ! あの、死んだネズミを生き返らせたりとかできますか!?」

「・・・・・・言ったであろう、ワシはこの空都を創り上げた創造主の姿をした生命体じゃと。もうとっくに死んだ肉体なんじゃ。命そのもののエネルギーであるのだから肉体と命は別物じゃ。死んだモノでも、そのモノに生きるワシが入れば、それは動く」

「・・・・・・犬を人の言葉で喋らせる事も可能ですか?」

「死んだ犬に、それが人語を喋る者と誤認した上で、生きるエネルギーが入れば喋るだろう」

「死んだ犬!?」

「だが、死んだ者の記憶は、DNAとして体に刻まれている為、多少は残る。全く新しいモノとして生まれる訳ではない。それに強く思う心は脳にも刻まれた記憶として残り、死んだ者と同じ思考のままの場合もある。その場合、己が死んだなども気付かないだろう」

「あの・・・・・・」

シンバは他にも何か尋ねたい事は沢山あったが、言葉が見あたらない。

「ブラックホールを創ると言っていたな」

「はい」

「その設計などは出来ておるのか?」

「はい!」

「ならば、リンクスにそれを渡しなさい」

「え?」

「想像した設計だけで、もしも今あるモノで作れるモノならば、それをコンピューターに打ち込めば、後は勝手にコンピューターが創り上げてくれる」

「そ、そうなんですか?」

「ワシは少し休む。リンクス、後は頼んだよ」

「はい、スローン様」

リンクスは深く頭を下げると、その部屋を出て行こうとする。シンバもリンクスの後に続いて、部屋を出る瞬間、

「シンバ、逢えて嬉しかった。ルエーフがここに初めてやって来た時の事を思い出したよ」

スローンに、そう言われ、シンバは深く頭を下げた。

部屋を出て、リンクスの背後について行く。

「・・・・・・キミとあの老人が同じ命って信じられない」

小さな声でポツリと言ったシンバの声は、リンクスに届いていた。

「アタシも信じられない。気付いたら、アタシはアタシだったし。スローン様が言うには、スローン様は、肉眼では見れないくらいの小さな小さなグニャグニャの細胞の塊を吐き出す事ができるんだって。それが元の形らしいよ。それが、その場に適した形になって、やがてそれに精神が芽生えるんだってさ。でもスローン様は最初から大きいグニャグニャだったらしいよ。そして結局、この空都に合う形にはなれなくて、死んだ者の中で生きてるんだってさ。ずっとずっと生きるのかなぁ? それって辛いよねぇ? アタシはいいよ、アタシは何れ死ぬから。しかも短命で。そしたらまた新しい命を生み出し、スローン様は、その命に身の回りの世話をさせるのかなぁ・・・・・・」

シンバは、身の回りをするだけに生まれる命も悲しいと思った——。

「アタシの前に生まれた人も短い命だったみたい」

「スローン様って人の肉体は滅びないの?」

「らしいよ。なんか、命の源だから、それが中に入ってる以上、滅びはないらしい」

「へぇ。そうか、自分で型を成した訳じゃないもんな。自分で型を成したなら、それも滅びるだろうが、そうじゃないんだもんな。永遠の命か・・・・・・」

シンバは母親を生き返らそうとしていた自分がバカだったと今更思う——。

「アタシもさ、全然わからない事ばかりで、ハァ!?とか思うけど、でもね、これだけはわかる。命は大切だって事。自分の命が大切なように、他の命だって自分と同じくらい大切だって事。叩かれると痛いし、血が出ると痛い。みんな同じなんだよね! はい、着いたよ、アンタはここで待ってて」

シンバはそう言われ、ズボンのポケットから、メモリーカードを取り出した。

ブラックホールを創る論とルエーフ博士のデーターが入っている。

「この中にデーターが入ってます」

シンバがそう言うと、リンクスは頷いて、カードを手に取り、ドアの向こうに行ってしまった。

シンバは溜め息を吐く。

——命は大切か・・・・・・。

ブラックホールを使う事を今更迷い始める。

——もし、命のない星だったら・・・・・・

——ビーチルドは命を育む元となる者として、沢山の命を増やすだろう。

——そういうのって奇跡なんじゃないかな・・・・・・?

——大事なモノなんじゃないかな?

——それを消してもいいのか?

「・・・・・・叩かれると痛いし、血が出ると痛いか」

シンバは、何を思ったか、いきなり、思いっきり、拳を壁にぶつけた。

ゴキッという鈍い音が、拳から鳴った。

ジンジンとする指の甲。

「痛い・・・・・・」

赤く腫れて来た——。

「でもこの痛さは、僕だけしか感じない・・・・・・」

とても、とても虚しくなってきた。

シンバは溜め息を吐き、ぼんやりと顔を上に向ける。

今更、とても大切なモノが何なのか、気が付き始めていた——。



『・・・・・・ンバ・・・・・・シンバ・・・・・・シンバ!』

——オレン?

『うまく飛ばないの』

——紙飛行機?

——あぁ、ダメダメ、こんなんじゃ!貸して?

——ここをこうして、こうやって、ほら、これで飛ぶよ。

——後は風次第だな。

『ねぇ、シンバ? シンバはどんな大人になりたい?』

——え?

『ボクはねぇ、いろんな人と友達になりたい! だから歌をうたうんだ』

——オレン?

『ねぇ、シンバはボクが嫌いでしょ?』

——嫌いっていうか・・・・・・別に嫌いじゃないけど・・・・・・

『いいんだよ、だってシンバ、自分の事が大嫌いだもんね?』

——え?

『ボクはシンバだから。だからわかるの。シンバはボクだから・・・・・・』

——・・・・・・ごめん。

『謝る必要ないよ。シンバは何も悪くないもん』

——オレンは僕じゃないよ。

——僕なんかじゃない。

——僕なんかより、オレンの方がよっぽど必要な命だ。

『ボクが必要な命?』

——うん。

『ありがとう、シンバ』

——オレン・・・・・・

『ボクが必要な命なら、シンバも必要な命だよ』

——オレン・・・・・・

『シンバ、自分の事がイヤになったり、嫌いになった時はボクを思い出して』

——オレン・・・・・・

『ボクが必要な命だって言ってくれた事、思い出して』

——オレン・・・・・・

『ボクはシンバだから、シンバが思い出してくれれば、ボクはシンバの中で永遠に生き続けられるから』

——オレン・・・・・・

『ボクは、シンバのイイトコ沢山知ってるんだ、ルエーフ博士からシンバの事、イッパイ聞いてきたから。ボクはシンバに似てて良かった、だってボクはシンバが大好きだから』

——オレン・・・・・・

『見てシンバ! 飛んだよ! 青空を駆けていくよ、紙飛行機が——』

目の前に広がる野原と、空を駆けていく紙飛行機。

小さい頃、あの紙飛行機に乗って、どこまでも飛んで行ける気がした。

『ねぇ、シンバ? シンバはどんな大人になりたい?』



「おい! おい!」

「う・・・・・・うん・・・・・・?」

リンクスに揺り動かされ、シンバは目を覚ます。

「大丈夫か?」

「あ、ああ、少し寝てただけ・・・・・・」

夢を見た。

自分にとても都合のいい夢だった気がする。

それは潜在意識の中の願いのような、祈りのような。

とても大切な、とても大事な宝物のような。

導いてくれているような、招いてくれているような。

嬉しいような、悲しいような。

よく覚えていないような、覚えているような——。

「ブラックホール、できたぞ」

「え!? ホントに!?」

そんな早く出来上がるものなのか!?と、ぼんやりしていた思考は一気に覚醒し、驚くばかり。

そんなシンバの手の平に、リンクスは、黒く輝く丸い小さなコアを置いた。

「これを握り潰せば・・・・・・ビーチルドは消滅する・・・・・・」

「さぁ、もう用はないだろ、地上に送るよ」

「あ、あの、船は、直さなくていいんですか? 自動操縦が壊れてるとか・・・・・」

「いいよ。急いでるんだろ?」

そう言われると、実際、急いでいるので何も言えない。

リンクスに付いて行くと、外に出た。不思議な感じだった。

普通に地上があり、普通に空がある。

広い場所に飛行機があり、リンクスは、その飛行機を指差した。

まるで紙飛行機のような可愛い小さめの飛行機——。

「あれで飛び立つ」

リンクスがそう言って、笑顔で、飛行機に乗り込んだ。

シンバも一緒に乗り込む。

「飛行機の操縦もできるなんて凄いな。美人だし、地上にいたら、間違いなくモテるよ」

「アタシの事?」

「うん」

「あんまり嬉しくないなぁ、美人って女に言う言葉じゃない?」

「え? 誉めてるんですけど?」

「でもアタシ、男だから」

「は?」

「どうせなら、二枚目とか男前とかハンサムとかカッコいいとか? そういう褒め言葉が欲しかったな」

「・・・・・・男!?」

「うん。ん? なに?」

「・・・・・・いえ」

他に誰もいないのだから、男だろうが、女だろうが、いいのだけれど、やはり、いろんな人がいるんだなぁと、シンバは改めて命の不思議を知る。

「あの、でも、僕は、なんていうか、その見た目も含めて・・・・・・リンクス・・・・・・さんが嫌いじゃないです・・・・・・」

そう言ったシンバに、リンクスはハハハッと、声に出して笑い、

「アタシもアンタ、嫌いじゃないわ」

そう言った。

飛行機が飛び立つと、その窓から見る空都の姿は、大きな厚い雲の上に遺跡のようなものが並んでいた。

どういう仕組みで雲に建物があるのか——。

たった一つの命だけで、たった独りで、永遠の場所。

不思議な場所で、不思議なものを見たような、全ては夢のような出来事——。

その全てを普通の精神で受け止められるだろうか——?

カラのミヤコ——。

空都——。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る