まもなくオープン
「ここって、どうやって明かり付けるの?」
そう聞くと、ロアが答えてくれた。
「上に魔具があるので、魔力を流せばだれでも付けれますよ。でも、お化け屋敷みたいで面白いのでそのままでも…………」
「絶対嫌です」
珍しくプリンが、素早く否定した。
「私は、この場所から一刻も早く出たいんです。怖い怖い……………早くつけてください」
「分かりましたよ、じゃあ付けてきますので、待っててください」
しばらくしたら明かりがついた。
「明るさは、こんなもんでいいですか」
明るさは、魔力の流す量で決まるので、調整可能だ。
「大丈夫。ありがとう」
明かりがついたことで、部屋の全貌が見えた。
「綺麗だ。」
貴族が住みそうな部屋で、赤を基調とした部屋だ。
しかも、ホコリもほとんど落ちていなかった。
まるで、誰かが掃除しているかのように……………
「ここって、誰かが掃除してるんですか?」
プリンも同じ疑問が浮かんだようだ。
「してないですよ。半年くらい誰も入ってないと思いますよ……………でも確かに、綺麗ですね……………」
「でも、掃除がいらないから、ラッキーだよね……………ポジティブに考えようよ」
「怖いけど、それしかなさそうですね」
中の掃除がいらないので、外観の部分でオープンまで
こぎつけることができそうだ。
「外観掃除は、私がやりますね。」
「「私(俺)達も手伝います」」
「ご主人様は、他の仕事をしてください。私、チカラありますから任せてください」
「分かったありがとう」
この日は、看板をっ刺して帰ることにした。
b
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます