候補者、絞る
この家は、トニカクデカいそして金持ちだ。
名誉の為、お金など色々理由は様々だがこの家と縁を持ちたい人は大勢いる。
なので、家庭教師探すのは簡単だ。
既に応募は100人を超えているが、その後魔法に詳しい者と条件が増えた為、必然的に20人程度まで減ってしまった。
私はアリザ、リーヴァちゃんのお母さんだ。
今、家庭教師の選考の書類と睨めっこしている。
ただ、頭がいいだけでは条件として不十分だ。
選考にあたって、家柄は最低限の条件として必要となる。
魔法、家柄、知識、評判の良さこの4つが揃っているのは私が見た感じでは、4人だ。
思ったより減ってしまった。
さっきは夫に
「数人候補者が出たらあなたが決めてね」
っと言ってしまったが、実はあまり人選びを夫にやらせたくなかった。
夫は、何故かはずれを引く確率が高い。
できれば、私が決めちゃってこの人しかいませんでした~
みたいに、締めたいのだ。
さっきの、4つの条件は最低限必要なことだ。
この家としての方針として
この条件は、私が個人的な条件だ。
その条件とは
カワイイ女の子がいい。
でも、ちゃんとお母さんなりの優しさだ。
夫は、政略結婚してほしいみたいだけど、私は個人的に反・対・だ
ちゃんと、スキになって結婚してほしい。
それに、近づく為には、
リーヴァちゃんが女の子のことを好きになってもらう必要があった。
だから、できるだけ多くの女の子と関わって合う子を探してほしいのだ。
なので、もう私は決めた。
この子にする。
こうして、家庭教師が決まったのだった。
これがこの子の情報だ。
名前…………カーシャ
性別…………女
得意分野……魔法【水】
年齢…………18歳
家柄…………一級貴族
我ながら、これ以上ない選択だと思った。
後は、この子に連絡して、夫とリーヴァちゃんに報告するだけだ。
その後、近いうちに顔合わせがきまったのだった。
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