以前のリーヴァ➁

「申し訳ありません。リーヴァ様奉仕すべきなのに、奉仕されてしまいましたね」


と言いながら、彼女はカワイイの笑顔で微笑んだ。




「昔の俺はもういないけど、今の俺なりに君との付き合い方を考えてみるよ。そして、今の僕に時々甘えてね」




「ありがとうございます。心に止めておきますね。」








「リーヴァ様今後は、どのように生活なさるのですか?」




「とりあえず、この世界こと勉強したいと思っているよ。バースとアリザがなんて言うかわからないけどね」




「いいですね。多分、頭のいい講師の方を雇ってくださいますよ。私も許されるなら勉強というものをしてみたいです」




「え?やればいいんじゃないの?」




「いえ、私はメイドですし、隠すことではないので言いますが元々奴隷だったんです。そして、売り飛ばされてここに来た身ですので、私がこの家のお金を使うわけにはいきません。」




「この世界って奴隷があるの?」




「……………ありますよ、多いのは労働奴隷と性奴隷でしょうか。他にも戦闘奴隷というのもありますね。ちなみに私は、労働奴隷としてこの家に買われました」




「って事は、プリンは給料貰ってないってこと?」




「もちろん貰ってません。しいて言えば、最低限のごはんでしょうか」




「……………でも、私は奴隷としては恵まれているほうですよ………私の……………友達は……………」




聞こえないほどの小さな声でつぶやくと、下を向いてしまうのだった。






彼女が話し終わってどれくらいの時間がったのだろうか。


実際1分程度なんだろうが、この重い空気の中では、とても時間が遅く感じられた。




しばらくした後、彼女が顔をあげた。




「私のせいで、重い空気感になってしまいましたね、申し訳ありません」




と言い終わった後、取り繕った笑顔で笑うのだった。




「これから、この話はできるだけしないようにしよう」






無理やり作った笑顔にさせてしまった自分に少し罪悪感を抱くのだった




「ありがとうございます……………………ご主人様」


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