以前のリーヴァ

「そうか、それはある意味ラッキーだったかもな」


と喋り終わると、執事の様な男の人を10人ほど呼び、動くイスの様な物を使って、アリザと一緒に部屋を出て行ってしまった。


そのため、その場に残されたのはリーヴァとプリンだけだった。


2人しかいなくなった、部屋で昔のリーヴァに関することをプリンに聞いてみることにした。


「プリン、昔の俺ってどういう人だったんだ」


プリンは、優しく微笑んで、昔を思い出すように言った。


「正直言うと、昔のリーヴァ様は、ひどいお方でしたよ。

自分で何もしないのに、文句ばっかり言って。

貴族様なのにほとんど勉強もされてませんでしたし、そして、利益も生み出そうとしなかったですし。

バース様やこの家に仕えているメイドや執事達からは嫌われていましたし。正直私もどちらかと言うと苦手でした。そして、私はリーヴァ様に………処女を奪われてしまいました。」




「正直、これだけではありません。ですが、目の前のリーヴァ様の顔が少しずつ怖くなってきたのでここまでにします」








「………俺は、ひどいやつだったんだな」


「そして、遅くなってしまったけど、14歳の君に手を出してしまったこと、そして君の初めてを奪ってしまったこと、本当に悪かったな………」


誤ると、プリンが大きく目を見開いた


「どうした、プリン?」


「私は、今確信しました。本当に昔のリーヴァ様はもう完全にいなくなられてしっまたんですね」


プリンから、少し涙が出ている。


「ホントにどうした。プリン」


「昔のリーヴァ苦手だったはずなのに、もうこれから傲慢で、ぐうたらなリーヴァ様がみられないのは、なぜかわかりませんが少し寂しいですね」


俺は,彼女の背中がなぜか小さく見えて彼女が泣き止むまで、頭をなでていたのだった。

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