第446回『副業/兼業作家のメリット・デメリット』

バイトさえなければ、執筆に専念できるのになあ……と思うことウン十年。

このまま一生バイト生活を続けるのでしょう。

でも、バイトをしながらの執筆活動って、いいこともかなりあるのです。


まずは座りっぱなしから解放されて、体を動かすことによって健康維持ができること。

特にワタクシの場合は、ダンボールの商品の持ち運びですから肉体労働。

メタボ対策にもなります。

肉体をひたすら使うので、頭の中は空っぽ状態。

仕事中、執筆のことを一切考えなくていいので、気分転換になります。

孤独な執筆から離れて、業界とは無縁の人たちと接するのも刺激に。

週5日の勤務が決まっているので、生活サイクルがたとえ乱れても、必ず出かける習慣がある。

バイトだから正社員のような上司的な立場ではないので、気がラクというのもあります。

そして何より、バイトの給与だけで、ぎりぎり最低限の生活が送れるようになったことは大きいです。

お金のことを心配して執筆活動をするのは精神的に良くないです。

ハングリー精神が失われるなんていいますが、そんなの間違いです。


いいことだらけのような気がしますが、やっぱり執筆の時間が取れないことはつらいです。

だけどバイトをしなくて、24時間自由になっても、結局ダラダラやって、さぼってしまいそうな……。

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