第20話
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子供達7人が王様に呼ばれている。[どうだ、メシのおかずはよくなったかな。][メザシ3匹が7日続き、今は生卵1個と沢庵3切れです。][そりゃあ大変だ。仕事で文句を言われたことがチーフや周りの人達からあるかな。][私はありませんし、他の6人からも聞いていません。]
[このような仕打ちをするには原因があると思うけど、何か思い当たることはあるかな。なんでもいいよ好きに話してごらん。]ター坊[特にありませんけど、チーフはぼくたちが邪魔だと思っているんじゃあないんでしょうか。他に考えられません。][ボク達は仕事を一生懸命にやっているジョー。]
[スマホで撮ってきましたけど、私達がメザシと生卵1個の時に他の従業員がどんなものを食べているか撮影をしてきました。これです。][なるほど他の人達は普通の賄い飯を食べているな。サスケさんにすずさんどう思う。]
[証拠があるので逃れられませんね。社食チェーンの社長にそこのビルにいる所長、それと人事を采配した責任者に担当者を全員呼んで、調べさせたらいいと思います。但し子供達の事は私と王様が聞き取ったので、調査に及ばないことを徹底させてすぐにやるべきです。]
[賛成です。王宮関係の人事責任者を呼んですぐに対処するべきです。][タエちゃんの証拠の写真をサスケさんのスマホに送って、サスケさんは関係者を全員招集して徹底的にやるように。]
[わかりました。そのようにします。]
[子供たちは呼ばないようにするから、いつものように仕事をしていなさい。][わかりました。よろしくお願いします。][親分良かったですね。戦争中のような食事からやっと抜けられます。][みんなよく聞いて、チーフがたぶんガツンとやられるからこっちにああだこうだと言ってくるかもしれないけど全部無視してくれる。]
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[すぐにどこかに蹴飛ばされる人だからね。わかった?]向かいのビルの社食会社の会議室にサスケと関係者が集まっている。人事課長に担当者それに社食会社の社長と所長である。
[今説明したように不当な扱いを受けています。この子供たちは王室と懇意な新門辰五郎の娘タエをリーダーとする新門子供隊の7人であり、プーチンチン邸討ち入りにも参加し犬隊を指揮してプーチンチンそのものを捕まえた。そしてきゃら市の名誉市民にもなっているりっぱな子供達である。しかも王様の紹介で配属したにもかかわらず、このような仕打ちをして王様の顔に泥を塗り踏みつけつような行為をしている。子供達の事は王様と私が直に調べたので、チーフを呼びつけてこの場で調査をしてください。]人事課長[すぐにチーフを連れてきなさい。]所長[わかりました。すぐに連れてきます。]所長に伴われてすぐにチーフがやってきた。社長をはじめ険しい顔をした面々揃っているので緊張をしている様子だ。
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課長[何で呼ばれたかすでに分かっていると思うが、子供達7人に他の従業員よりも不当に粗末な昼食を出していたのは本当か。][不当だとは思いません。身体に合わせた内容の食事です。]課長[社長はどう思う。][あきらかに不当差別であり、逃れようもありません。]
課長[議論は不要だ。証拠もあり反省の姿勢も全くない。すぐに自宅に戻り謹慎するように、追って処分を申し渡す。所長、外に追い出せ。][ふざけるな、俺は処分を受けるようなことはやっていないぞ!!]
とその時、サスケがおもむろに席を立ち”ムッ”と短い気を発すると、チーフの体が崩れ落ちた。[とりあえず王室侮辱罪で、豚箱にぶち込みます。この身はすぐに王宮警察に送りますと言ってさっさと送ってしまった。
一同はあっけにとられてポカンとしている。[後は課長さんにお任せいたします。処分案が決まりましたら隣の陶芸ビルに来てください。]
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王様と私が立ち会います。尚、王様はこの件に関して大変に心配しています。スピーディにお願いできますか。今日中に必ずどうなったかを報告に来てください。では私はこれで失礼をします。]以上の顛末を王様に話した。
[ご苦労さん。人事課長と社長の処分内容を待ってみようか。チーフの身柄は王宮のサスケさんがよろしくやってくれるだろうよ、はっはっはっ。根性が曲がったやつだったら、まっすぐにするのも役目だな。]社食に社長と人事課長と担当者がやってきた。
社長[チーフは事情で今日から来れなくなりましたので、取り合えずセカンドチーフが代行でお願いできますか。]子供たちのところにも来て、[どうも迷惑をかけたね。チーフはもう来ないから心配ないよ。お詫びに1週間何でも好きなものを食べていいことにして、そのあとはほかの従業員と同じものになりなります。これでいいかな。][はいわかりました。今までのことは水に流します。]
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課長[所長は交代だな2度目は許されないので、程度のいい所長とチーフをよこしてくれるかな。この担当者と一緒にやってください。お互い次もやっちまったら責任を取らされるのでたのむよ。]社長[早速、王様のところに報告に行かないといけませんね。]
応接コーナーで対応を聞いている。課長[どうも今回は私の不手際で、まことに申し訳ございません。所長とチーフは交代することにして、子どこ達には1週間好きなものを食べてもいいという許可をだしました。その後は従業員と同じものになります。]
[まあ、そんなところかな。サスケさんどうですか。][それでいいと思います。王宮警察にはもう一人のサスケが対応していますので、確保されているのは間違いないです。そんなところですかね。]課長[それでは失礼させていただきます。]
[親分やりましたね。新門子供隊の勝利ですよ。][ボクすぐに酢豚が食べたいジョー。][王様とサスケさんが動くと、絶対命令だから早いわね。]
四人組[辛抱したかいがありました。メザシの臭いはもう嗅ぎたくありません。][わぁ~い、カツカレーもあるジョー。]
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