第48話 賑やかな氷の城での様子

「ねえ 二人 隣村の男の子と女の子がいないみたい」不思議そうな表情の子供


「どこ行ったんだろうね」不思議そうに首をかしげる

「先に行ったんだろ?」子供たちは笑う


まさか、恐ろしい雪の女王の僕(しもべ)に浚われたなどと 思いもせず

子供たちは楽しそうにしている


すると ひょいと・・雪の積もった茂みから氷の仔馬たちが顔を出す

「わ!」子供たちは驚き 声を上げた!


氷の仔馬達はジェスチャーをして 背中に乗れと仕草で示す

子供たちは顔をつきあわせ それから 我先にと仔馬の背に乗る

そんな彼らが ますは最初のお客様


氷の階段を登ればそこは宴の会場

森に音楽が鳴り響く

氷の馬達が 雪原を跳ね回る


遠くから 聞こえてくる

村々の子供達を乗せて 子供達は嬉しそうに笑いはしゃぐ


その後を 氷で出来た荷馬車を引く 氷の馬達・・大人や老人達が乗っている

祭りの宴に 晴れ着を着込み 嬉しげに笑っている。


今年の祭りは にぎやかになりそうだ 村人達も 王に土産をたずさえて いた

赤い林檎に 林檎のジュースに 林檎酒

麦の酒ビール

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