第8話
コウと僕の持つ
そこは、
「こんな所があるんですね」
僕は素直に、一年ぶりのまともな天候に感動して顔を
「あぁ。あそこをよく見てみろ、海の底」
コウが指差す方に目を
「あれは……気象制御船……ですか?」
「あぁそうだ。どうやらあいつはハッキングを逃れた船の一つらしくてな。世界にはこういう場所が幾つか存在するそうだ。で、ああやって日々の疲れを
とコウが次に指差した先には、浜辺に建てられた大きなログハウスがあり、その周辺で
その中の数人が僕らの姿に気が付くと、ログハウスの裏の小屋から、縄で縛られた迷彩服の兵士を一人、荒々しく引きずりながら近付いて来る。
僕らの元に辿り着いた
「こいつは文明を用いて我々を滅ぼしに来た『
僕に
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