🌟秘めラブ🌟 プリっと綺麗なお尻とたわわなおっぱいの魅力的なヒロインの愛人、情人、思い人、専属メイドたちに、エッチぃ!と罵られながら、蹴られるのが好き好きなドマゾなんですうう(///〇///)
29 僕は、美香が好きだ、だから、覚悟を決めた。
高校三年の秋から卒業、大学進学まで
一途な覚悟
29 僕は、美香が好きだ、だから、覚悟を決めた。
空き教室から、僕と、五人の女を連れて出て、いちゃらぶしながら廊下を歩いていると、美香に遭遇してしまった。
美香は、僕だと気が付くと、悲しそうに顔を逸らした。
僕は胸が張り裂けそうだった。
下校中も、五人の愛人に囲まれながら歩きつつもずっと、美香の事が気がかりで、自分が厭になった。
僕は、サイテーのくずだ。
こんなにかわいい、女の子を囲いながら、僕の心は彼女たちにはなく、一人の別の女の子に向けられているのだ。
ボーとしつつ、適当に会話をしながら、歩き、家に帰った。
「ただいまあ。」
玄関の扉を開け、中に入る。
「おかえりい。」
母は、僕を出迎えた。
「にいに。おかえり。」
末の妹の紗津貴だ。
時計をみると、昼に12時ごろだった。
「昼ごはん出来てるわよお。食べなあ。」
母は言った。
僕は、リビングへ行って、椅子に座った。
「兄ちゃん、なんだか、元気ないね。」
妹の、恵真理は、僕をみて心配そうに言った。
ボーとしていた。
恋煩いだろうか。
あたまから、美香のあの悲しそうな顔が離れなくて、何も手に着かない状態だ。
「あ、ごめん。」
僕は、なぜか謝った。
「もうっ、なんで謝ってんの。ふふふ。」
恵真理は、おもしろおかしそうに笑った。
「ははは。」
少し元気を貰えた気がした。
昼ご飯を食べる。
塩ラーメンと焼き飯、焼き鳥だ。
恋をしていると、食欲がでないものなのだろうか。
あまり、食べたいという気持ちにはなれなかった。
なんとか、食べる。
モグモグ、モグ。
「なんか、今日、にぃに、おかしいねえ。」
紗津貴は、心配そうに僕をみた。
「ははは。元気だよ。」
僕はなんとか、体裁を取り繕った。
「そう、だったらいいけれど。」
紗津貴は言った。
妹に心配されているようでは、ダメだな。
昼飯を食べ終わると、僕は部屋へ戻った。
部屋に戻っても、一向に気分がすぐれなかった。
「風呂にでも入るか。」
僕は、風呂を沸かして、シャワーを浴びた。
シャアアアアア、ボト、ボト、ボト―
シャワーを浴びると、気持ち清められた気がして、いい。
浴びながら、考える。
きっと、この儘では駄目だ、墜落と破滅の道を歩むだけだ。
女に溺れる道だ。
一生、美香と結ばれる事もきっと、ない。
ボタ、ボタ、ポタ、ポタ。
風呂に使って、天井を見上げ、考える。
「もう、やめよう。不純な事を続けるのはやめよう。」
僕は呟いた。
次第と、意志は強まっていった。
僕も、もう、高校三年生、来年は受験で、勉強もある。
最後なんだ。
青春も終わろうとしている。
僕は美香に釣り合う男になりたい。
だから、決めた。
もう、不純異性交遊はやめよう。
もっと、絵を描くのを、頑張って、世界的な画家になろう。
いつか、僕が、美香に誇れる人間になった時、愛を打ち明けよう。
世界で通用する、画家になりたい。
画家になるんだ。
僕は、風呂の中で、意志を固めた。
本気で絵をやるんだ。
風呂から上がると、身体をバスタオルで、拭いて、パジャマに着替えた。
部屋に戻り、ベッドに入って、ぐっすり眠った。
「ごはんよ。」
母の声だ。
もう、日も落ちて夕方になったようだ。
僕は、部屋から出て、食事の席に着いた。
「にぃに。雰囲気変わったね、なんか、覚悟が決まったみたいな顔してる。」
下の妹の紗津貴は言った。
覚悟か。
僕は、浮かれていた。
かわいい女の子に囲まれ、浮ついていた。
見失いかけていた。
夢を叶えて、美香と、付き合って―、け、結婚なんて、しちゃって、子供を作って、幸せな家庭を築いたりできれば、どれほど、幸せなことであろう。
想像することさえ、憚られるほどの、罰の当たりそうなほどの幸せだ。
「お兄ちゃん、元気そうでよかった。」
恵真理は、胸をなでおろして言った。
いい、妹たちだ。
僕みたいな、サイテーの兄ちゃんを慕ってくれている。
大事な妹たち。
「ありがとう。」
僕は、言った。
「気持ち悪いぞ、お兄ちゃん。兄妹だから、当然だよ。」
恵真理は、変なものでも見る目で僕をみた。
「そうだよ。にぃに。」
紗津貴も、うん、うん、と頷いている。
母は、僕と妹たちの会話をほほえましそうに、みつめて、きいていた。
いい空気だ。
幸せな空気。
夕飯を食べ終え、席を立った。
昼頃を入ったが、もう一度、風呂に入り、歯を磨き、部屋に帰った。
ベッドに、飛び込んで、横になる。
時計の音がカチカチと、静かな部屋を鳴らしている。
「美香、好きだ。」
眠る前に想い浮かぶ事も、美香だった。
僕は、美香が好きなんだなあ。
胸が苦しい。
「絶対、画家になる。」
僕は、胸に誓った。
寝るか。
「おやすみ、美香。」
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